BRAVO! [DVD]
メンバーの顔ぶれからして、期待大でした。テクニック・グルーブ感・完成度の高い演奏です。鳴瀬氏のパフォーマンスが観られなかったのが少し残念ですが…それ以外は大満足の1枚でした。近頃何かと機材、技術に頼りがちな、この世界…で2本の腕だけで、真っ向勝負という職人気質のようなものを感じさせてもらえました。
ARMITAGE TWIN-MATRIX [DVD]
音楽に「里見八犬伝」も担当した難波弘之
アミテージ役にはまり役のエイザベス・バークレーが担当
人間を創造できるサイボーグ、サードが活躍する名作。
「アミテージ・ザ・サード」と
「アミテージ DUAL−MATRIX」のTWINパック。
子供の為に闘うナオミ・アミテージが印象的
DVDは少し高めだが見て損はしない一品
証言! 日本のロック70’s ニューロック/ハードロック/プログレッシヴロック編 (単行本)
レギュラーが、《PANTA》、《難波弘之》、《ダディ竹千代》の3名。司会が《井上貴子》。ゲストが、《土屋昌巳》、《山本恭司》、《岡井大二》の3名。という超豪華メンバーによる、《日本のロック》座談会です。しかも、ただ漫然と話すのではなく、日本のロックの歴史に沿って、その発展の過程や貴重なエピソードを、現場の当事者の視点で語る、という所が最高に面白いです。個人的には、《頭脳警察》の裏話がたっぷり読めたのが嬉しいです。この本には、続編出版の予定もあり、レギュラー、司会は同じ顔ぶれ、次回からのゲストは《鈴木慶一》、《金子マリ》、《遠藤ミチロウ》、《石間秀機》、《鮎川誠》と、これまた超豪華な顔ぶれです。ただし、この1冊目が売れないと、2冊目以降は出版されない可能性もあるということなので、興味のある人は、ぜひ買いましょう。
GOOD DAYS
全体を通してハッピーな曲調が並んでおり、
タイトル通り、「幸福な日々」を過ごすため、笑顔になれる一枚だと思います。
決して派手なわけではありませんが、心を打ちます。
ジャンルで言えば、ジャズやファンクをポップに聴きやすくしている印象です。
付属のブックレットも読み応えありで、レコーディングの風景もとても楽しそう!
制作者陣のコメントや表情からも、「幸せ」に対する想いを感じ取ることが出来ます。
おそらくアルバム制作に携わったであろう方々の直筆サインやコメントは、
その数もすごいのですが、内容もポジティブで元気が出てきます。
他にも、注目すべきは豪華なアーティスト陣。
難波弘之さん、武田和大さん、河上修さん、大江千里さん、などなど・・・。
書ききれないのですが、ベテランのアーティストさんが大勢参加されています。
嫌なことが続く2011年ではありますが、こういう時こそ音楽で癒せる何かもあるのではないでしょうか。
家族と友人とペットと、ドライブでパーティで食卓で、聴きたい一枚です。
アーティストに釣られて購入しましたが、買って良かったです。
ちなみにレーベルは話題の土地フクシマを拠点としてるようです・・・。
そこから発されるメッセージが”幸せ”であることはシニカルに感じてしまいがちですが、
「ポジティブに、建設的に物事を捉えていこう」というメッセージだと私は解釈しました。
聴きやすくて素敵な一枚です。
21世紀の音楽入門(6) 和声 -音色を彩るもの 2005 SPRING
音楽の三要素のひとつである「ハーモニー」が<6>まで待たなくては出てこなかった(リズムや旋律はもっとはじめのほうに出ている),というところが「ハーモニー」という「コンセプト」の難しさをあらわしているようにも思います。
本書はハーモニーの歴史や地域差について紹介しています。歴史や地域差を「網羅」しているわけではありませんが,「網羅せねばならない読者」というのはごくごく少数派でしょうから問題ないでしょう。ハーモニーの「使われ方」の多様さに触れられたことは私にとって大きな収穫でした。ジャズの項は非常によくまとまっており,目からうろこの人も多いと思います。