ツバサ(28)<完> (少年マガジンコミックス)
という訳で、長かったこの「ツバサ」も遂にこの28巻で完結です。最終巻の分厚さにこれで全ての謎が、世界の仕組みが、よく分からないあれやこれやに得心が行くのかと期待したのですが……何か全部読み終わっても、やっぱりよく分かりませんでした。
大よその今回の事件の元凶は分かりましたし、飛王の正体も想像は出来ますし、侑子の立ち位置も明らかにされましたし、世界が最後どうなったかも何とか理解は出来ましたが、それ以外はもやもやとした霧の中……。
思うに写身、創られたモノ、残像、残滓、何々についての対価とかこの辺のものがそこらじゅうに氾濫していたのが、読後のこの混乱の全ての原因ではないのかと。
伏線はあったのでしょうし劇中にそれらについての説明も確かにありましたが、ここまで登場人物の相関図が錯綜してしまうともうこちらとしてはお手上げ状態です。
「まあ、なんとなく分かった………………かも」
これが全て読み終えて私の言えた精一杯の感想で、「読み終わったー!」と最後のページをめくり感動と共に素直に思えなかったのは、一読者としては残念の極み、無念の極みだったり。CLAMP作品はデビュー作からずっと読んでいますが、この「ツバサ」が現状最も難解な物語であったと思えます。膨大な伏線、設定、登場人物といったものは私も嫌いじゃなくむしろ大好きな方ですが、それらが「物語の面白さ」を増すことに必ずしも直結する訳ではない。それをつくづく実感させられた漫画であったように思いました。
江の生涯―徳川将軍家御台所の役割 (中公新書)
本書は1961年生まれの日本近世政治史研究者が、数少ない確かな史料に基づいて2010年に刊行した、翌年のNHK大河ドラマ主人公浅井江(1573〜1626年)の伝記である。江(ごう)は浅井家滅亡の年に浅井三姉妹の末娘として生まれ、11歳で母も失った。彼女は父母の仇でもある伯父信長や義兄(養父)秀吉の庇護のもとで、いとこに当たる知多の領主佐治一成との婚約(本書によれば入輿は無し)、次いで秀吉の甥羽柴小吉秀勝との結婚(死別)を経て、23歳で徳川秀忠(後に長姉の仇となる)と結婚し、将軍家光の母、天皇女御和の母としてその生涯を終える。彼女は多産で嫉妬深く、家光に冷淡だったとするのが通説である。しかし本書は史料の突き合わせ(正確な日時の確定など)と彼女の人脈、当時の女性の地位(正室・側室・侍妾の差異など)などの状況証拠から、以下のような意外な事実を明らかにする。第一に、江与はえどと読む。第二に、佐屋の渡一件は史実ではなく、江の離婚話も秀吉妹朝日の離婚話と混同されている可能性が高い。第三に、江の確実な実子は羽柴完子のほか、徳川千、初、忠長のみであり、これが特定の子への鍾愛や世継をめぐる摩擦を生んでいる。ただし、将軍家御台所としての江は、家光や和たちに対しても表向きの母としての役割をきちんと果たしたため、秀忠の侍妾の存在が表に出ない。第四に、頼るべき縁が薄かった江は、実子の婚姻や大奥において浅井人脈を重視し、徳川将軍家を支えながら浅井・豊臣の供養を一身に引き受けた。本書には状況固めのための細かな事実が多く、またやや断定しすぎている感もあるが、本書の実証の過程は比較的明快であり、身分制社会において女性の置かれた厳しい状況がよく分かる点も重要である。
3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版
評判通り、とても面白かったです♪なんといっても、ストーリーが秀逸☆ずんずん引き込まれます!!購入者の96%が感動!!とパッケージにかかれていましたが、私もその中の一人になっちゃいました。途中で何回も泣いてしまった…。今までのサウンドノベルと違い、文章ではなく、すべて音声なので、アニメを観ている様な感覚です(もちろん、会話の内容は、後で読み返すこともできます)。出てくるキャラも、それぞれ個性がありますが、憎めない人ばかり。身近にいそうなタイプが多いから、より親近感湧くのかも???謎解き要素も多々あるので、推理もの好きな人も満足しちゃいますよ。夢中になること、間違いなし!!感動したい人は、ぜひどうぞ♪
19901108
ライブ版って好きじゃないんですが、この作品は例外です。
当時、「1990」を聴きたくてこのアルバムを買いましたが、前奏の盛り上がりもライブならでは。
「恋をとめないで」の歌詞アレンジもしかり。
当時を知らない人は、ライブ版じゃないベスト盤などから入った方が無難と思います。
劇場版デュエル・マスターズ 黒月の神帝(ルナティック・ゴッド・サーガ) [DVD]
2009年の映画ランキングで一位を収めたこの映画は、近頃多い芸能人やタレントの起用ではなく、本場の声優さんがゲスト出演しました。 黒月ミカド役はガッシュの清麿、FF7のクラウドの櫻井孝宏さん。 黒月ルナ役は、凉宮ハルヒの憂鬱のハルヒの平野綾さん ルナー・クロロはセーラームーンやのび太のママ(二代目)でお馴染みの三石琴乃さん。 以上の方々が四神帝や五体のルナティック・エンペラーを巡る壮大なドラマを演じます。 子供騙しと思われがちですが、櫻井さん、平野さん、三石さんのファンの方々なら一度は観る事をオススメします。