マイクロソフト オプティカル マウス IntelliMouse Optical 5パック D58-00066
初期型のIntelliMouse Opticalからの買い替えです。
センサーの毎秒2,000回のスキャン速度だった従来のインテリアイを、毎秒6,000回
というのは、少し使っただけですが、個人的には滑らかに動くようになった?ように思えます。
クリック感はカチッと軽快です。ホイールの回転は固めです。ただ、初期型も購入当初は硬かったように思えます。
安いマウスは買ったけど、そのまま使わなくなったというものがありますが、このマウスならはずれはないよな、と思い購入しました。ただ、マウスやキーボードは個人の好みがかなり分かれる
製品です。事務用用途なら、真ん中がくびれているのが持ちやすいですし、マウス自体が軽いので疲れにくいです。
ブラック企業、世にはばかる (光文社新書)
就職や転職を考えている人は、一読の価値がある本だと思います。
「ブラック企業」や「肉食系」「草食系」など目次に並んでいる用語は軽薄なものの、
論考自体は手堅い印象です。
就転職について臨場感のあるエピソードが連ねられているのに加え、
一歩引いた視線から「ブラック職場」に関する問題点が分析されています。
IT業界が持つ多重の下請け構造、小売業や外食産業は給与水準が低いこと、
IT業界のテスト担当者やユーザーサポートなどの業務は「敗戦処理」
でありスキルアップにつながりにくいこと、など。
私は、転職を何度か繰り返したあと現在はユーザーサポート業務に従事しています。
そうした中で見聞してきたことと本書の内容をつきあわせてみると、
納得できる論考が多かったです。
そして、「ブラック職場」問題の背景にあるものとして名指しされているのは、
「新卒採用主義」と就転職にあたっての「年齢制限」。明快な記述に胸がすく思いです。
そのあとの論考は、解雇規制の緩和など、必ずしも同意できるものばかりではなかったものの、
筆者の熱い思いは一貫して感じました。
この本の内容を、企業の担当者や政府などが真剣に検討すれば
「ブラック職場」の問題も少しは改善するだろうか、ということも想像しています。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [DVD]
作品としては喜劇。それも相当チープな臭いのする作品で、前半で何回か観るのをやめようかと思った。演出もふざけているし。
でも、全部見てよかったかなと思った。現実を直視する強さも志の高さもないけれど、喜劇としては、よくまとまっている。大傑作とは言わないが、これだけのまとまりのある作品は、誰でも作れるというわけでもないだろう。知らずに観たのだけれど、「キサラギ」の監督だというのを知って納得した。才能が無ければ、この作品は撮れない。
でも、何よりも、小池徹平君は、ほんとうにいい役者だと再認識した。もちろん、横でがっちり支えてくれている田辺誠一の存在は大きいのだけれど、それでも、彼のセリフには魂があったし、演技も堂々と田辺と向き合うだけの力があった。彼のその力を存分に発揮できるような、素敵に美しい映画を、早く撮らせてあげたいと思うほど、素晴らしかった。
WATの初め、歌番組で自分の歌がうまく歌えなかった。そして、みっともなく泣いた。才能があるのに、可愛らし過ぎて、逆に作品には恵まれなかったり、WATの活動も、いろいろと思うに任せないものがあるだろう。そんな中でも、彼の表情はいつもきれいで濁りが無い。デビューする前から、何か心に持っている子なのかもしれない。そんなことを感じてしまう。それほど、この馬鹿馬鹿しいような内容でもあるこの作品で、彼の演技とセリフはよかった。「寂しさ」があった。本当の寂しさを知っている子でなければ、これは出来ないだろうと思える、魂を感じた。
小池徹平っていい子だなと思う人は、観て損は無い。途中で馬鹿馬鹿しくなっても、最後まで観るのがいい。
そして、その魂が生きる程度には、この映画のシナリオにも魂は、あったように思う。
就職先はブラック企業―20人のサラリーマン残酷物語
かつては、インターネットの中の一部の狭い世界でしか通用しないスラングの1つにすぎなかったのですが、今では『ブラック会社に勤めてるのだが、もう俺は限界かもしれない。』という映画が公開され、徐々に一般的にこの手の企業がどのようなものなのかがわかるようになってきました。
俗にブラック企業と言われているところには、産業別や企業の規模によらず共通して言えることがあるのだそうです。それは…
「苛烈な労働環境にあり、精神的もしくは肉体的に追い込まれていく」
とあるのだそうです。この著書の中では、企業名はすべて伏せられておりますが、産業別・職種別にすると…
事業者金融 リゾート物件販売 先物取引会社 私立学校教師 高速バス会社 パソコン教室 電機メーカー 消費者金融 シロアリ駆除会社 零細出版社 広告代理店 催眠商法会社 大手ファストフード店 浄水器訪問販売 英会話学校講師 印刷会社 自動車メーカー IT企業 製薬会社 メガバンク
新卒入社組、転職組、そして現在就業中組と計20人の実話を紹介する形式です。とはいえ、不満なのは第3次産業ばかり…私の領分と言える第2次産業に該当するのは、IT企業にもあるはずなんですけどね。ほかにはエンジニア…このあたりは、須くブラックではないとはいえブラックもあるはずです。これらの実話は、是非とも再現ドキュメントドラマや漫画などになってほしいところですね。
章の構成は3章…各章の最後には、その手の企業をできるだけ見抜くためのコツや著者と企業の人事担当者との1対1対談、就職活動に向けたアドバイスなどが載せられております。
就職活動中の人には、特にお薦めです。また、実際に社会人として健全に働いている人たちにも社会問題の隠れた一端として宜しいかと。