クリスマス・ソングス
「静かなクリスマス」向きです。
とてもきれいな歌声で、目を閉じるとオシャレなジャズバーに来てしまったのかと錯覚するほどです。
手嶌さんの歌声はおしつけがましいところがないのに、とても個性があって、心が洗われるように透明です。
評価が四つなのは、英語のカヴァー曲のアルバムが続いてますが、日本語のオリジナル曲ももっと歌ってほしいという個人的な希望からです。
マライア・キャリー―Her Story
世界のトップボーカリスト、マライア・キャリーについての記事は何故かどれも同じような物ばかりです。貧しかった幼少時代、そして音楽会社の社長に見出され、7オクターブの歌声を武器にスーパースターへ、というのが文字どうりシンデレラストーリーとしてインパクトがあるからでしょうか。でもファンはもっと色々な事を知りたいはず!その期待にこたえてくれるのがこの本です。幼い頃に体験した人種差別や家族との関係、成功と同時に始まるバッシングに対して彼女がどう感じていたかというのを通常の彼女に対する記事よりも一歩掘り下げて書かれています。本書にはグラビアやディスコグラフィーなども掲載されているので、新しく彼女のファンになった人にもお勧めです!
グレイテスト・ヒッツ
Through the rainで感動し、charmbraceletでマライアのファンになりましたが、過去の曲をほとんど知らないことに気づき、onesよりもこっちのほうがいっぱい入っているのでこちらのBestを聞きました。
女性最多の全米No.1シングル獲得数をほこるアーティストだけに単純にいい曲が詰め込まれています。驚いたのはそのバラードの多さ、2、3曲バラードが続くのは当たり前。正直全部を聞き通すのは至難の業です。ですが、ほとんどが個人的にあたりはずれがないです。買っても損はありません。マライア初心者の自分でも十分楽しめました。
お気に入りは数多いですが、少し紹介。デビュー曲vison of loveこれが二十歳の女性の声量か?と疑いたくなるほど。というか今の自分と同じ年齢のときに歌っていたとは思えません。しょっぱなからやられます。Unpluggedからのシングルで、あのマイケルジャクソンのカバー、I'll be there、これは即興で歌われたらしいですが、そんなこと信じられない。やはり天才!日本でもドラマで使われたHero、マライアといったらこれ!って感じですが、やはりすばらしい。初期の名曲ではないでしょうか?これもカバーWithout You、オリジナルは男性ですが、違和感無く聴ける良曲。これもカバーopen arms、バレーかなにかのタイアップで聞いたことがあるのですが、包み込むようなマライアの声が最高。海猿のアレです。最新アルバムでも大活躍のJDによるAlways be my babyはポップな楽曲。地味だけど個人的には大好き。当時かなり衝撃的だったらしいHoney、このへんからラップを絡め始めたのではないでしょうか?Hip-Hopを柔軟に取り入れ始めたダンスナンバー、こちらはラップのないVer.が収録されています。マライアの象徴といえば蝶々、たぶんこの曲から?Butterflyは壮大なバラードなのですが本国アメリカではシングルカットされていないそうです。かなりいい曲なのに不思議。ディズニーアニメの主題歌だったWhen you believeは監督が不仲と噂されていたmariahとwhitneyをなんとか引き合わせたのは有名な話。このシングルはどちらかの名前が先頭になっている2バージョンのシングルがあります。スーパースター2人ともに配慮がなされています。周りの人たちのほうが大変ですね。彼女の師匠とも言えるブレンダの曲をカバーしたI still believeは彼女の感謝の気持ちがこもっているといえるほどオリジナルと瓜二つ。ブレンダがいなかったら今のマライアはないと言ってもいいでしょう。HeartbreakerはJay-Zを迎え、完璧にHip-Hop畑に手を出しています。正直切れがあるとはいえませんが十分いい曲です。ただし、この辺からこの後訪れる下降時代を予感させるような陰りが感じられてなりません。売り上げ的にも。
代表曲をあげていてもこれだけヴォリュームがあると大変です。ぜひ、一度聞いてみてください。何か自分の好きな曲が見つかると思います。
VISION OF LIVE+3 [VHS]
とにかくこれは、何が何でもこれは、誰がなんと言おうともこれは(言えないに決まってるが)、永久保存版なのだ!!
マライアがまだまだ「歌う」ということを心底純粋に楽しんでいたころに本当にステージに立っていることに感謝の想いを抱きながらうたっていた映像であり、声であり、こころが詰まっている。
いまは亡きデイビット・コールのピアノを弾く姿も収まっている。観る度に涙が溢れる。。。
このビデオを観て鳥肌がたってしまうほど感動を覚えるのはきっと私だけじゃない。顔も身体も変わってしまう前の私の大好きだったマライアに会えるビデオ。マライアを知らなくても、曲を聴いたことがなくても絶対に大満足して幸せな気分になれないひとはいないだろう。。。そう、確信している。
グリッター [DVD]
2001年の公開当時は酷評されたようですが、今観てみるとそれ程悪い作品には思えませんでした。おそらく9.11同時多発テロ(アメリカ政府の自作自演という説もありますが)が起こった時期的なタイミングの悪さも影響してると思います。ストーリーは若干ベタかもしれませんが、私は「ドリームガールズ」に少し雰囲気が似てるかなと思いました。マライアの歌がふんだんに盛り込まれていてこの価格でしたら購入してみても損ではないと思います。