ロッカーズ 通常版 [DVD]
ロックな映画としてもはや伝説の域に入っている傑作であるが、今思えばとにかく出演者が凄い。主演の中村俊介がちょっと精彩を欠いている以外、玉木宏、玉山鉄二、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史って、これ、もの凄い面子ではないか!みんなピン主演できる実力派ばかりであり、これでヘンな作品は作りようがないだろう。陣内監督は見せ場を作るのが上手いが、特に本作ではラストのライブシーンに痺れる。終わり方がちょっと納得いかないけれど、全編を貫くロック感で十分にカバーしていると思う。また佐藤浩市、中井貴一、小泉今日子、鈴木京香などカメオ出演の顔ぶれも凄い。それも一応作品に絡む登場の仕方をするので、単なる陣内監督ご祝儀出演ではない。タイトルクレジットも市川崑作品のロックバージョンみたいで、カッコよかった。基本的にはノリで引っ張る映画だが、脚本もきっちり書き込まれていて、映画的カタルシスも満点。やっぱり映画好きが作る映画は楽しい。福岡から天下取ったる!というパワーが感じられて気分も爽快。お勧めです!
名探偵コナン 集められた名探偵 工藤新一VS怪盗キッド(期間限定スペシャルプライス盤) [DVD]
I so like 名探偵コナン,So funny so mestery,This is a great cartoons
王妃の離婚 (集英社文庫)
いやぁ、まったく期待を裏切ってとてもおもしろかったです。
佐藤さんという著者も、直木賞という賞のありがたみもぜんぜん知らずに、妻の勧めに従うままに読んだのですが、一気に読みきってしまいました。(おかげで仕事の締め切りに危うく遅れるところだった・・・)
本書は3章でなっていますが、第一章までは正直言って、まぁまぁ、といった感じなのでしたが、二章に入るなり、話のスピード感や話の切れ味ががらっとかわって一気にわくわくさせてくれます。それでもって、最後の終わり方も、気分爽快、といった感じでよかった。
最後の解説で、直木賞の選考委員の方が、「痛快!!」と評しておられましたが、俗物の私から見ても、「その通り!!」といいたくなるほどでした。
英仏百年戦争 (集英社新書)
「英仏百年戦争」というからには、イギリスとフランスとの戦争と思いきや、事情はもう少し複雑です。「川中島の戦い」が決して越後と甲斐との合戦でなかったのと同様、百年戦争も国体国の枠組みで捉えきれるものではなく、中世的な封建諸勢力が離合集散を繰り返しつつ、「団子」になって戦っていたというのが実態に近いようです。
そもそも西洋中世の世の中、公的な統治権が各級封建勢力に分散しているため、決定的な力を持つプレイヤーが存在しません。また、田舎合戦的な小競り合いが幾つも同時並行的に勃発するので、どの筋がその国の歩みのメインストリームなのか微妙な場合もあり、歴史の勉強も大変です。
ことほど左様な西洋中世ですが、本書は、この複雑怪奇な政治と権力の絡まり合いを見事に整理し、当時の実態と今日の感覚の幅を踏まえつつ、この百年戦争の帰趨・背景・意義などを一般向けに分かり易く提示しています。流石は文筆のプロだけのことはあります。
著者は、いわば両王家の私的な利害紛争であったこの戦争が、後半期には両国民の国家意識の形成に結びつき、その結果、イギリスとフランスが「国家」の体を成すに至ったと指摘しています。
比較的マイナーな固有名詞が少なからず登場しますし、登場する人々の血縁や人脈が入り組んでいるため、楽にスラスラ読み飛ばせる感じではありません。しかしながら、著者のこうした鋭い視点と主張には、読者をグイグイと引き込んでいく力が感じられます。西洋中世という時代を理解するための良い入門書だと思います。
ドラマCD ちとせげっちゅ!!
初め声優さんの発表があったとき、「えー、堀江由比さん?なんかイメージ違う気が・・・・。」と思ったのですが、いざ聞きますと・・・・。
「彼女しかいないね。うん。誰だ、イメージ違うなんて言った奴は」と思わず自分に石を投げました。
コミックの楽しさがうまく表現されていました。
このメンバーでアニメが見たい。だめでせうか。