アイヲシル
ついにあきらかになったアルバムタイトル。
その名も「アイヲシル」
これまでの広沢タダシの歌にはどこかひとりよがりな恋愛感があった。
それがここ最近の彼の歌からは感じられなくなってきている。
歌が暖かい。体温を持ち始めている。
それって文字通り「愛を知った」からじゃないだろうか。
…なんて深読みをしてみる(笑)
前作「869本目のアーチ」で自分の殻を破った広沢タダシさんは
今作「アイヲシル」でリスナーとの距離感を縮めてくるに違いない。
期待を込めて☆5つ!
8000系特急いしづち予讃線高松〜松山 [Blu-ray]
ほぼこの一言に尽きるのですが、「フルノッチでカーブに突っ込んでいく爽快感」はなかなかの迫力でした。この速度であのカーブに行くか? と思うようなところでも平然と突入していきます。もちろん、振り子車両ならではの「ふわり感」もあって、特急いしづちの前面展望を存分に楽しめると思います。1線スルーの駅や田園地帯の単線を全速力で駆け抜けるのは「爆走」といった感じです。
惜しむらくは車両の特性なのでしょうか、軌道の問題なのでしょうか、高速域での揺れがけっこう激しく、それに合わせて、左後方で何かが揺れに共鳴してずっとカタカタしている点です。また、前面窓の大きな車両ゆえ、運転室の空調は強めで、多少、ノイズに感じます。神経質な方は気になってしょうがないかもしれません。
もちろん、これらの点を除けば、天気は快晴、海は青く、晩夏の緑は濃く、風景も良好、鉄道ファン的な興味としても、多度津までの複線区間、瀬戸大橋線とトライアングルをつくる坂出・宇多津間、比較的線形に恵まれる区間ではひたすら突っ走り、山を越える区間では振り子の力をフルに活かして疾走する多度津以西と興味は尽きません。後半もだらだらと続くかと思いきや、最後のご褒美のように海沿いを走ります。窓はさすがに虫の衝突でどんどん汚れていってしまいますが、カメラが窓から適度に離れているので、問題ないと思います。
以下、パッケージ裏面の情報です。ご購入前のご参考にどうぞ。
【撮影データ】
[乗車日] 2009年 9月 8日 [天気] 快晴
[乗車列車] 8000系 特急いしづち 7号 1007M 3両編成: 8503 + 8304 + 8203
※宇多津で特急しおかぜ 3号 3M (5両編成: 8403 + 8303 + 8153 + 8103 + 8003) を後部に併結。
[乗車区間] 高松〜松山 (予讃線)
【スペック】
本編147分 | STEREO | COLOR | リニアPCM | 片面1層
All Region | 16:9 | MPEG4/AVC | 1920×1080 High Definition
【その他 (筆者注)】宇多津駅の 6分間停車は大部分カット。
JR四国 特急むろと1号 [DVD]
徳島からひたすら南下を続けて海部まで行きます。 晩夏の頃に撮影されたものらしく、南国四国らしい明るい雰囲気がよく伝わります。スタートからいい天気だったのが途中の新野駅でついに雨が… すぐにカメラが助手席側からの映像に切り替わるのでご心配なく。真っ正面からではなくちょっと斜めからの峠越え前面展望が楽しめます。 また日和佐を過ぎるといい天気になり、開放感溢れる前面展望の旅に戻ります。 乗務している車掌さんのアナウンスものんびりした雰囲気(笑) を誘います。 「ま〜も〜な〜く…○○でぇ〜す」 牟岐から先は各駅停車になり、なんか得した気分。路線規格が上がり、抜けるような青空のなか、ゆったりと海部に向かいます。 どうせならもっと先の阿佐海岸鉄道線までも収録して欲しかった気もするが、それは今後の前面展望のソフトに期待することにしましょう。!(b^ー°)
特急「むろと」自体が鈍足特急なので、先を急ぐせっかちな方には向いてません(笑)。晴れ、雨、街、田園風景、峠越え、海辺の小さな街、旅情を感じるすべての要素が含まれた前面展望DVDの中でいちばんの出来映え。ローカル特急の旅をしたい方はぜひどうぞ。超オススメの一枚です。
Train Simulator JR四国 1 Windows版
個人的にはJR四国の列車や四国そのものに関心を持つきっかけとなった作品。
当時のJR四国の車両を網羅した車両図鑑は「資料的」で見ごたえはあるし、121系、213系の動力性能も可能な限りリアルに再現されていたと思う。
一番残念だったのは、「試験」モードの評価で減点無しだったときの「今すぐ鉄道会社へ」。
ゲームの運転が出来るからって実際の列車の運転が出来るわけじゃないのに。あくまでゲーム。今更だが、このようなことはやめてほしかった。
エンディングにJR四国の(路線の)2作目にご期待ください、とあった。出てほしい。そして、今度は気動車も入れて。
新・鉄道廃線跡を歩く5 四国・九州編
旧シリーズより写真点数、解説文ともに多くなり、価格もこのサイズとページ数、カラーページの多さに於いてみるとリーズナブル。
欲を言えば、四国編と九州編とに分け、更に詳しい廃線跡コースガイド文を増やして欲しかった。例えば、線路の距離が長い廃線跡については、コース地図の縮尺が20万分の1等になり、「ガイド地図」としては役に立たない。
また、有名過ぎる住友別子鉱山鉄道については、もう他本で解説し尽くされた観があるので、知られてない支線や工場関係路線跡等も取上げて欲しかった。
そういう廃線跡も全て取り上げている市販本は、「四国の鉄道廃線ハイキング」(春野公麻呂著)が唯一で、一部の廃線マニアからは支持されており、土讃線旧線や愛媛軽便鉄道(本線と内子線)等のコースガイド文やコース図は、大手出版社では真似ができない「詳しさ」がある。