Peace War
1984年に発売された2枚組オムニバスをCD化したものである。
US中心ではあるが、世界各国のバンドが収録されており、我が日本からもGISM、EXECUTEの2バンドが参加。これだけでも価値のあるアルバムだろう。
何ぶん四半世紀も前の音源なので、現在のハードコアの定義からは多少外れているバンドも収録されているが、20年以上前の若きパンクスの叫びは、常に私を熱くさせている。
BAD BRAINS (RUSCD8223)
1stアルバム「ROCK FOR LIGHT」の前に1982年にROIRから発表されたカセット音源 77年ワシントンD.C.にて結成され79年にニューヨークに拠点を移す。黒人パンクバンドで元々ジャズやフュージョンに傾倒していた為か演奏がバリ巧い 手数が多くスピード感溢れるドラムにテクニカルなギターそして何よりカリスマHRの絶叫キチガイヴォーカルが堪りません。気持ちいいレゲエナンバーとハードコアパンクをやるそのスタイルは多くのバンドに影響を与えた。
The Dead Heart
全てが中途半端なニック、38歳。大手の新聞社より二流を選び、飽きたら次へと仕事を転々としている。次の職場のあるところまで、車で行く途中、たまたま立ち寄ったボストン。そこでたまたま立ち寄った古本屋でたまたま見つけたオーストラリアの地図。オーストラリアでも、たまたま立ち寄ったガソリンスタンドでたまたま目が合ったアンジーと、道中の寂しさを紛らわせるため一緒に旅を共にすることになる。それがそもそもの間違い。ストーリーの発想はとてもいいと思う。ウォラナップという町についても。
ただ、内容はいまいち陳腐だったと思う。男の人にとっては、共感できる面も多いのではないでしょうか。
悪魔の墓場 -HDリマスター版- [DVD]
74年イタリア=スペイン合作の劇場未公開作「ナイト・オブ・ザ・リビィング・デッド」(68)の亜流物ながら人気が高い作品である。
日本公開当時 未だ、人食いゾンビ映画は殆ど知られておらず、強烈なインパクトがあった事が一つ。
「サンゲリア」(79)と同じ特殊メイク担当ジャネット・デ・ロッシによるゾンビ・メイクのリアル感覚(丸で本物の死体の様な気色悪さ)が一つ。
この手の物の元祖スプラッター場面による衝撃的な内臓と鮮血のリアルな残酷描写が一つ。
オカルト・ミステリー・タッチで展開される演出効果、効果音の薄気味悪さが怪奇な雰囲気を醸し出す事に功を奏した事が一つ。...等。
物語設定は突っ込み所は有るものの、ゾンビに次々と襲撃され食い殺されていく映像表現だけで充分ホラー映画の醍醐味が味わえる。特に墓場(霊廟)と病院で繰り広げられる惨劇が見応えあり。 ゾンビ・コレクターは絶対買う、持っている一本。(笑い)
Give Me Convenience Or Give Me Death
このアルバム、日本盤だけ何故か「ベスト」と呼ばれている。こりゃ、嘘だ。
正しくは「シングル・コンピレーション」。DEAD KENNEDYS といえば
"Too Drunk To Fuck" しか思いつかないような奴が付けた邦題。
しかしその内容は申し分ない。捻くれたユーモア、緊張感を煽り立てるギター、ヘビメタ連中は「パンクはテクニックがなくても出来る」なんて言うが
それが嘘だという事がハッキリわかるはず。パンクバンドでありながらパンク
の枠組みからははみ出したバンドだった。オフィシャルでヴィデオもでてるのでそちらもチェックして欲しい。