裸の銃を持つ男 [DVD]
いわゆる古典的な笑いのパターンですが、古くささを感じさせることがなく、思いっきり笑ってしまうことは間違いなし。
期待通りの笑いが待っています。
それらは、予想をはるかに超えた笑い、突拍子もなく来る笑いというのではなく、次のシーンで、間違いなく笑いの渦に巻き込まれるぞと予想がつくものなのです。
そうであっても、納得どおりの笑いを提供してくれるところがすごい。
それと、一発ギャグで済ますのではなく、連続ワザによるところが爆笑への笑いの連鎖につながっていくのです。
ちょっとお下劣なお笑いもありますが、アットホーム的だと思います。
各国の首脳陣のそっくりサンが登場するなど、社会的なところをパロディっているところは、おとなの感覚で笑うところかもしれません。
いずれにしても、これがアメリカ流コメディの王道といってもいいと思います。
裸の銃を持つ男PART2 1/2 [DVD]
この「裸の銃を持つ男(原題:The Naked Gun)」シリーズ、見出したらもう止まらない。
このギャグにハマッてしまったら、もう抜け出せません。
よく見なければ分からないところで、パロディっているところなど、マメで細かい描写まで、笑わそうとする努力、相当の優れワザです。
レスリー・ニールセン演ずる警部補フランク・ドレビンがわざわいの元になっており、本人はもっともな素であるが、素がそのまわりに影響していくというパターンのコメディです。
ボケとツッコミという二手パターンではなく、ひとりボケ&ツッコミというもの。
テンポよく、ポンポンと飛び出してくる変化をつけた連続ワザがすごいですね。
映画を観終わっても、クスクスと思い出し笑いしてしまいます。
それほど、オモシロイ。
お子さまにはシゲキが強すぎるので、視聴には注意が必要です。
裸の銃を持つ男PART33 1/3 最後の侮辱 [DVD]
加齢は残酷である。
レスリー・ニールセンにもいよいよ無理が来た。
ギャグをやっている姿が痛々しく見えては、笑えない。
これまで同シリーズ3作の中で最もギャグが少ない。
舞台はアカデミー賞の会場,こうやって身内ネタになるのはゆきづまっている証拠である。
肩をゆすると、プリシア・プレスリーの髪形が変わるギャグだけは面白い。