WORLDILLIA
前作「雲をも掴む民」にくらべ雰囲気がだいぶ明るくはなっても、その明るさは「foo?」のそれとはまた異なる。
やはりポルノは常に変化し続けているんだなぁ、としみじみ思ったり。
シングルは4,13。4.MugenはW杯のテーマソングとして使われたことでも知られるアップテンポな曲。
13.渦のHelix Trackはそれほど大袈裟なアレンジではないので、オリジナルとの違いもそこまで気にならない。
この「渦」という曲、CMでサビだけ聴いたときはさして魅力を感じなかったのだけれど、通して聴いてみるとなかなか。
メロの部分でアキヒトが息を押し殺し吐息のように歌っているので、はじめてそこでサビが盛り上がるという演出になっている。
サビでピークを迎えるという当たり前の話のようだが、この曲は特にその傾向が顕著だ。今ではすっかりお気に入り。
6,10,11はベストにも収録された。中でも11.カルマの坂は“ある物語(悲劇)”を歌としてそのまま表現するという試みで、とてもユニーク。
6.ヴィンテージの独特なリズムもセンスが光る。俺がポルノのアルバムを聴いてて嬉しくなるのは、こういった挑戦的な音に出逢えたときだ。
決して一つのスタイルに安住することなく、リスナーに新鮮な驚きを与えてくれる(おかげでいつもドキドキさせられてしまうが…)。
また、2,3,7,9にも注目したい。アルバム曲としては素晴らしい出来で、なおかつベストにも拾われていないという点において貴重である。
2.惑星キミなんて彼ららしくってなんともいいものだ(でもどちらかといえば3.元素Lの方が好きかな)。
全体としてやや大人しい印象なので評価は星4つ。ファンなら必携でしょう。
宇宙船レッド・ドワーフ号〈2〉素晴らしきかな人生
宇宙船レッドドワーフ号小説版の完結編!
ドラマ版にはなかった感動のエンディングがあなたを待っています。
ドラマ版にドップリハマった人は『ココの部分は第何話の・・・』とほくそ笑み、レッドドワーフ・ビギナーはドラマ版の入り口としてオススメ。どちらにせよDVD-BOXも購入してしまうこと必至。
よく考えれば、宇宙で漂流し人類はもう絶滅しているし宇宙人なんていやしない。まさに絶望の淵に立たされた面々。
この超悲劇的な状況を忘れさせてくれる乗組員たちのくだらなさに脱帽
素晴らしき哉(かな)、人生! [DVD]
友だちに勧められて、この映画を見ました。彼の人生は、次々に何題が起こり、どんどん彼の理想からかけ離れていきます。それでも、彼は楽しい家庭と、友人たちに囲まれ一生懸命に生きています。しかし最悪の事態が起こり、彼は自分の死をもってそれを解決しようとしますが、羽根のない天使が思いとどまらせ、立ち向かいます。彼はその時に、どれほど妻や友人に支えられていたかを知ります。自分のやりたいことを実現するのが、自分の夢という定義でしたら、彼の夢は叶わなかった、と言うかもしれません。しかし、人生は、自分のことだけでなく、人と人との繋がりが、一番大切だということ、支えあってこそ、人生なんだと、気づかされます。映画を見終わったあとに、暖かいほっこりとした気持ちが残ります。
素晴らしき哉、人生! [DVD]
映画を観て涙を流すことはあっても、嗚咽したのはこの作品が初めてでした。余りにも出来すぎな夢物語と結論付ける冷笑主義者、反発者は放っておきましょう。古き良き時代のMr.アメリカ:名優ジミー・スチュアートの涙と笑顔の記憶と共に、私にとっては嘗ても今もダントツの我が生涯ベスト1。実際、そんな映画ファンは少なくないのではありませんか。監督のフランク・キャプラは貧しいイタリア移民でした。それ故に、どれほど「楽天的な作風すぎる」と揶揄されながらも、真の意味での理想主義者として首尾一貫アメリカン・ドリームを追い続けたのでしょう。曲学阿世を厭わない輩に背を向け、そんな姿勢を貫いたキャプラだからこそ、このような傑作が生み出されたのだと思います。それにしても、ここでのジミー・スチュアートは最高です。ジミー演ずる主人公、住宅金融業を営むジョージ・ベイリーは決して聖人君子ではありません。絶望的な落胆の最中ではあるにせよ、愛しい我が子が来るべきクリスマス・イブに備えて練習している拙いピアノを、「耳障りだ!」と切って捨てちゃうようなお父さんです。それでも義理人情も人望も誰より厚いからこそ、愛息達は「早くいつものパパになりますように」と健気に祈り、奇跡一閃ラストの大団円がやって来る!果たして観客のカタルシスもここに極まれり。愛妻役のドナ・リードとの仲睦まじさを心底讃えながら、私達はふと気がついて苦笑するでしょう。「素晴らしき哉、人生!」と。そして、「素晴らしき哉、映画よ!」と。
BEST SUMMER
なんだか毎日ジメジメしているので、気分だけでもカラッとしたい!
そんなときに音楽はよ〜く効きます。
このコンピは、夏ど真ん中の曲ばっかりじゃなくて、
「気分が夏」っぽい曲がはいってるのがいいです!
気分がアガりっぱなしなのも夏だし、
暑さにボーッとしちゃうのも夏だし。
今井美樹の「野性の風」とかピチカートの「スウィート・ソウル・レヴュー」は
夏の夕暮れのせつな〜い感じもあって、
この1枚で暑くなったり、涼んだりできるのがうれしい!