機動戦士ガンダム00 1 [DVD]
これは面白いです。
「アニメで戦争語ってんじゃねーよ」とか「エンターテイメントしてない」とかありますが言いたいことはわかります。
でもSEEDシリーズみたいに一部の頭おかしい人たちが一国の軍隊を動かして戦火を拡大させたり、怨念だけで核ぶっ放すようなアホな話見せられた後だと、
00はごく当たり前のことをごく当たり前に描いていて変な不快感は沸きません。このスタッフは前シリーズに不満ある人たちなんじゃないかとまで思ってしまいます。
その淡白さがドラマ面にも波及してエンターテイメント性の無さに繋がってるのかなと。それでも自分には面白いですね。
1stはそれまでのロボットアニメのお約束を覆しました。Gはそれまでのリアルロボットアニメなどと呼ばれるようになったガンダムの常識を覆しました。そしてシリーズ全体の世界観を覆したターンエー。
自分はこれらの変革点になるガンダムが大好きです。ガンダムというロボアニメの括りの中でさらなる可能性とを示しているからです。この00はビジュアル的にも内容的にも「新しいガンダム」を作りたいという意欲が伝わります。だから自分のような観点で見ている人には面白いと思います。
中身の話をしますと、ガンダムの性能や武装が毎回小出しに出てきて戦闘シーンに飽きません。
話は意外に展開が速いと思いました。
キャラデザもすっきりしつつ体は肉付きがよく好きです。自分は男なので魅力的な女性キャラが複数いるのは当然うれしいです。
男はぱっとみすかしたのが多いですがマジですかしてんのはアレハンドロくらいでしょ。マイスターたちは皆頭の中はアツイのばっかです。「俺がガンダムだ」「ガンダムマイスターは一人じゃない!」など、歴代キャラの中でもガンダムに乗るにあたってかなりアツイ気持ちを抱いているようです。
それから強化人間がちゃんと上司の命令を普通に聞いてるとこがいいですね。今までのは勝手したり、妙なトラウマや洗脳でコントロールされてることが多く、なんでこんな不安定なやつに頼って戦争すんのと思ってましたんで。
今後一番気になるのは刹那とマリナの関係ですね。
古武術で毎日がラクラク!―疲れない、ケガしない「体の使い方」
理学療法士です。立場的に介護の現場で介助方法などを指導する場面もありますが、自分の知識とテクニックではうまくいかないことが多く、古武術を習い始めたところです。この書は古武術導入者にはおもしろく書かれており、目からうろこでした。
介護の場面で使うならより専門的な書物が良いかも知れませんが、この本は生活にすぐ役立つ点で良いと思います。
80kgを超える元レスリング部だった主人を軽く吹っ飛ばしてしまいました。おもしろかった!
機動戦士ガンダム 一年戦争
どこを見ても評価の低いこのゲームですが、自分は結構楽しめました。
ファースト世代ど真ん中なんで、甘い評価かもしれませんが。。
「移動」と「視点」を左右のアナログスティックで操作するのが大きな特徴ですが、
慣れると直感的に動けます(そこまでが大変なんですが)。
ミッションの流れも、ファーストの主要エピソードを押さえてあるので、やる気もおきます。
グラフィックも、PS2ガンダムの中では一番ではないでしょうか。
ただ、いいとこばかりではありません。
まず、接近戦がやたらと難しい。というか、楽しくない。
格闘武器使用時のホーミングが中途半端なので、3段キレイに決めるのが難しい。
そして、『VSシリーズ』で慣れてしまったのか、格闘をキメたときの爽快感もやや薄いです。
それによって、遠距離からチクチクとライフルで応戦する戦法がメインに。
おかげで、どんなモビルスーツと戦ってるのかすらわからない・・
(武器の持ち替えもクイックでなく、リアルな反面、爽快感に欠ける)
あと、ジャンプの感覚がわかりずらい。
後半のミッションで足場をジャンプで渡るシーンがあるんですが、そこでジャンプの
使い勝手の悪さが顕著にでます(時間制限が無いのが救い)。
あとは難易度ですか。ファースト世代や、そのお子様には、ちと厳しい難易度かも。
悪い部分も沢山ありますが、「一年戦争を追体験」という意味では、
このソフトはもってこいですね。
説明不足な部分は、本編DVDで補完してください。。
龍天動地 布施龍太 -MONSTER HUNTER- 画集
モンスターハンターと言えば、大型のモンスターを仲間と一緒に狩って、その緊張感や達成感を味わうゲームです。
そんなゲームを絵1枚でどうリアルに再現するかがモンハン関連の絵では問われているんじゃないかと思います。
この画集はそれを見事にクリアして、モンスターの迫力、緊張感
さらには自然の摂理を感じさせるようなリアリティな絵がたくさん詰まってます!才能に溢れた一冊です。
龍太先生にはもっとモンハンの世界で羽ばたいていって、これからもモンハン関係で活躍してもらいたいです。
侍道3
PS2全盛期に「デビルメイクライ」や「三國無双」の影に隠れていたので
今までこのシリーズを知らなかった人も多いかと思います。
元よりこのシリーズは「万人受けするような完成度の高い名作」ではなく
「粗はあるが他には無いこだわりを持った佳作」といった印象でした。
今作でもそのイメージは変わらないのですが、今回はちょっと粗が目立ち過ぎている感が
あります。
特に大きいのが、未完成な(主にオリジナル武器関連の)インターフェイス。
細かい点ですが自分がいま何種類アイテムを持っていてあと何種類持てるのか、
オリジナル武器作成に使う部品は全く同じ物でも束ねて所持できない(一つで一枠)、
名称で強さを判断しづらい、グラフィックも鍛冶屋でしか確認できない、等。
これらは種類が膨大なだけに何とかして欲しかったです。
というか、それぞれ個性的な技を持つ既存の武器が100本以上も登場するのだから、
オリジナル武器作成という要素そのものが必要なかったように思います。
オリジナル武器には自分が既存の武器で覚えた技しか設定できない為、尚更相性が悪いです。
刀は技を覚える為に集める事になるので愛着も湧きにくく、
これらの刀収集(技収集)は作業としか言いようがありません。
地図画面から各マップに瞬間移動できるのもアクションゲームとしては珍しく、
コマンド説明表示も質素なので、それに気付かずにすべて徒歩で移動してる方もいるのでは?
と心配です。
アクションに関してですが、相変わらず技のモーションはカッコイイです。
ただ、ほとんどが前作の使い回しなので新鮮味には欠けます。
縦斬り・横斬りの概念が無くなり、回避動作に長い無敵時間が追加されたことで
読み合いの楽しさが薄れたのも残念です。
シブい演出が魅力の投げ技は総じて威力が激減。かといってガード不能の浮かせ技
があったりと、かなりバランスは悪い。
武器をある程度鍛えたり、使う技によってはゴリ押しも可能なので
普通にプレイする分には難易度は簡単な部類だと思います。
逆に武器を鍛え過ぎると全く面白みが無くなってしまいます。一応際限はありますが
かなり武器を強化できる訳ですから、それに見合った「難しい」以上のクレイジーな難易度は
用意して欲しかったですね。(一撃死モードは武器を鍛える意味が無いので論外)
グラフィックに関しては、発売前の画面写真や動画などでチェックしていたので
特に言うことはありません。
シリーズ特有の遊び要素も健在です。
ただ、バグ改善&細かい修正のアップデートデータを発売から3週間足らずで
配信するような結果になるくらいなら、素直にもっと発売を遅らせて
テストプレイや作り込みに力を入れるべきだったように思います。
今回、プラットフォームをPS2からPS3に移したことで、図らずも悪い印象と共に知名度が
上がってしまいましたね。それを払拭してもらう為にも「侍道3」のベスト版や
次回作ではアクワイアの本気を見せて頂きたいものです。