連想式にみるみる身につく語源で英単語
最近は歳なのか、以前のようになかなか頭の中に単語が定着せず、どうしたら語彙を増やして定着させられるかを模索していたときに見つけたのが本書です。
今までなんとなくは感じていた語源のイメージを、改めて体系付けるのに役立ちました。
単語を分割し、語源や接頭辞、接尾辞の部品の組み合わせで連想して理解するのはよい方法だと思います。
単に「覚える」「定着させる」という面だけではなく、「英文中に出てきた未知の単語を推測しやすくなる」という面でも有効です。
英文の多読・多聴に入る前に、一度、語源、語根系の整理をしておくと、さらに学習効果があがるのではと考えています。
この後自分も多読を進めて、効果の程を試してみたいと思ってます。
ただ、他の方のコメントにもあるとおり、付属のCDが単語のみを読み上げてるだけなのは残念。
せっかく本文中に例文も載っているのだから、例文も読み上げて欲しかったです。
霊操 (岩波文庫)
霊躁は一ヶ月のプランで構成されているが、短くして8日間で一通り体験することができる。この本は読んでみれば解るが、読んだだけでは何の効果もないことがわかる。実際イエズス会修道院において司牧者のもとで指導を受けることが望ましい。
わたしは8日間の霊躁を受けたが、たかが8日間といえども長いもので、逆に途中でついていけなくなったりしたら時間を取り戻すことは不可能である。つまり霊躁を始める前には準備が必要である。簡単に言うならば、数日前からあわただしい生活から離れ心を落ち着かせておく必要がある。たしか金曜日の夜から日曜日にかけての二泊三日の黙想会もあるので、それはとても参考になると思う。
霊躁はカトリック教会における静養だが、根本的には曹洞宗の禅と同じである。瞑想は結果的にどの宗教も同じことをしているといえる。日本語訳はいくつか出版されているが、司牧者の方から良い訳といわれるのはこの岩波文庫である。それは日本人に合った解説が付けられているからといえる。
この書物は本格的に遂行しようと思うならば、一ヶ月の時間を作らなければならない。よって時間を作れない仕事はやめなければならないだろう。その場合、霊躁を受けたいが仕事の方が大切であることは最もであることを熟慮する必要がある。いずれにしても霊躁を受けることは困難であるが、わたしから言ってみれば選ばられた者が受けることができる。
しかしそれ以上に霊躁を受けた者は必然的にそれからの道が決まっているだろう。霊躁は自分を見つめなおし、これからの生活を新しく生きていくことを目的としている。