ジョイ・トゥ・ザ・ワールド~ベスト・オブ・スリー・ドッグ・ナイト
トラック1「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」はなにを歌ってるんでしょう? 変な歌です、「牛蛙のジェレマイアはおいらの親友だった、あいつがなにをいってるのか一つもわかんなかったがワインを飲ませてやったんだぜ、とにかく世界に喜びを!」って? 孤独な少年時代が過ぎ新しく開けてゆく人生讃歌のようでもあるし、完全な酩酊状態をうたっているかのようでもあるし賛美歌のパロディのようでもある、「深海の魚に喜びを!」ってまるで「手のひらに太陽を」のようでもある、蛙と会話できなかった主人公は幸いだし(会話できたら病院に収容されてる?)、蛙にワインのますって虐待にならないのか、それとも何かスラングかダブル・ミーニングがあるのか、、、、、
蛙をペットにしている人が多いアメリカの事情を考慮すれば作者ホイト・アクストンの実体験そのままののんきな人生讃歌だから現在まで歌い継がれてきたってことか、70年代初頭の時代背景を考慮すればベトナム戦争の行き詰まりからひろまったアメリカの閉塞感を吹き飛ばすヒット曲だったことは間違いない、などなどつまらぬことを「Xファイル映画版2」を見ていたら思いつき久しぶりに聞いてみました、そういえばフィンチャー版ゾディアックの冒頭の夜景シーンで流れるのもこのバンドの歌う「イージー・トゥ・ビー・ハード」でしたね、
Xファイル・ファンには説明無用ですが、主人公の一人デナ・スカリーの愛唱歌がこの歌、シリーズの中でなんども彼女が歌います、世代的に子供自体によく聞いた曲なのでしょうし、Xファイルがシリーズのあちこちに70年代ロックに関する台詞がちりばめられていることからモルダーの妹サマンサはこのCDにも収録されているエルトン・ジョン作の「レディ・サマンサ」へ、そして「よきサマリア人」へ、さらに「ミレニアム」へと妄想は膨らみます、
スリー・ドッグ・ナイトは2010年現在も元気に活動中、毎月アメリカ中で公演しています(渡米予定のあるファンはバンドサイトでスケジュールをぜひチェック、ホテルの側の劇場やお祭りに予定ありかも)、90年代のアンプラグド・ブームのときにお呼びがかからなかったことからわかるように完全に過去のナツメロ・バンドですが、60年代末から70年代前半に彼らが残した作品とヒット記録はいまだエバーグリーン中のエバーグリーン、ボーカルのうまさは言うまでもないことですがギターとキーボード、とくにギターの渋い上手さがいいですね、同時期のどのバンドよりも達者な演奏をするバンドという印象を受けます、例えば初期サンタナより遥かにうまいバンドでしょう、おそらく彼らはやろうとおもえばオールマンにようにもリトル・フィートのようにもなれたんでしょう、レーナード・スキナードは意識したのかどうか知らないがこのバンドのハード・ロック版だし、
ビートルズ以降の自作自演で自己主張する流行へのアメリカ・ショー・ビジネス界からの反論がモンキーズとこのバンドだったという解釈もあながち大げさではないでしょう、結果このバンドのアルバムはどの作品も意外なほど埋め草的なトラックがない充実したものとして残ったわけです、現在のBSBやインシンク、そしてB・スピアーズあたりも時代を遡ってお手本にしているのはこのバンドになるでしょう、1・5・7・11・12・18が同じバンドの歌というバラエティに富んだ楽しさは自作自演歌手には望めないものです、もともと録音も優秀なバンドですがはやく全作品をリマスターしてほしいものです、
余談だが、T1の作者ホイト・アクストン(故人)はいまでもキャラクター人気の高い映画「グレムリン」で主人公の父親役を演じたので、ある世代以上なら日本人でもかなりの割合で顔を知っていることになります、本業はカントリー歌手、Hoyt Axtonで検索すれば彼のCDにヒットします、
スリードッグナイトは現在ではツイン・ボーカルの6人編成で活動中、ドラム・ベースが新メンバー、ジャケットで足を石にのせているチャックはジャンキー治療のために一時は引退し再結成には不参加、その後現役復帰し現在もソロ活動しています、
蛙をペットにしている人が多いアメリカの事情を考慮すれば作者ホイト・アクストンの実体験そのままののんきな人生讃歌だから現在まで歌い継がれてきたってことか、70年代初頭の時代背景を考慮すればベトナム戦争の行き詰まりからひろまったアメリカの閉塞感を吹き飛ばすヒット曲だったことは間違いない、などなどつまらぬことを「Xファイル映画版2」を見ていたら思いつき久しぶりに聞いてみました、そういえばフィンチャー版ゾディアックの冒頭の夜景シーンで流れるのもこのバンドの歌う「イージー・トゥ・ビー・ハード」でしたね、
Xファイル・ファンには説明無用ですが、主人公の一人デナ・スカリーの愛唱歌がこの歌、シリーズの中でなんども彼女が歌います、世代的に子供自体によく聞いた曲なのでしょうし、Xファイルがシリーズのあちこちに70年代ロックに関する台詞がちりばめられていることからモルダーの妹サマンサはこのCDにも収録されているエルトン・ジョン作の「レディ・サマンサ」へ、そして「よきサマリア人」へ、さらに「ミレニアム」へと妄想は膨らみます、
スリー・ドッグ・ナイトは2010年現在も元気に活動中、毎月アメリカ中で公演しています(渡米予定のあるファンはバンドサイトでスケジュールをぜひチェック、ホテルの側の劇場やお祭りに予定ありかも)、90年代のアンプラグド・ブームのときにお呼びがかからなかったことからわかるように完全に過去のナツメロ・バンドですが、60年代末から70年代前半に彼らが残した作品とヒット記録はいまだエバーグリーン中のエバーグリーン、ボーカルのうまさは言うまでもないことですがギターとキーボード、とくにギターの渋い上手さがいいですね、同時期のどのバンドよりも達者な演奏をするバンドという印象を受けます、例えば初期サンタナより遥かにうまいバンドでしょう、おそらく彼らはやろうとおもえばオールマンにようにもリトル・フィートのようにもなれたんでしょう、レーナード・スキナードは意識したのかどうか知らないがこのバンドのハード・ロック版だし、
ビートルズ以降の自作自演で自己主張する流行へのアメリカ・ショー・ビジネス界からの反論がモンキーズとこのバンドだったという解釈もあながち大げさではないでしょう、結果このバンドのアルバムはどの作品も意外なほど埋め草的なトラックがない充実したものとして残ったわけです、現在のBSBやインシンク、そしてB・スピアーズあたりも時代を遡ってお手本にしているのはこのバンドになるでしょう、1・5・7・11・12・18が同じバンドの歌というバラエティに富んだ楽しさは自作自演歌手には望めないものです、もともと録音も優秀なバンドですがはやく全作品をリマスターしてほしいものです、
余談だが、T1の作者ホイト・アクストン(故人)はいまでもキャラクター人気の高い映画「グレムリン」で主人公の父親役を演じたので、ある世代以上なら日本人でもかなりの割合で顔を知っていることになります、本業はカントリー歌手、Hoyt Axtonで検索すれば彼のCDにヒットします、
スリードッグナイトは現在ではツイン・ボーカルの6人編成で活動中、ドラム・ベースが新メンバー、ジャケットで足を石にのせているチャックはジャンキー治療のために一時は引退し再結成には不参加、その後現役復帰し現在もソロ活動しています、