オール・アバウト・マイ・マザー [DVD]
タイトル中の「マイ」の私とは誰のことなのだろう。最初の方で死んでしまう青年? 最後の赤ちゃん? それともアルモドヴァル監督自身? はたまた観客のことなのか。
『オール・アバウト・イヴ』がタイトルの基になっているそうだが、映画の中で繰り返される演劇は、『イヴのすべて』(マンキーウィッツ監督の!)と同時代の映画としても有名な『欲望という名の電車』である。その演劇で主役を演じる女優を始め、役者たちの演技合戦が見ものであるのは誰もが誉めているとおり。
映像的にはこの監督らしい原色を基調とした鮮やかな色彩と大胆な平面的構図に加え、ヒロインが昔の友だちと出会うあたりなど、なんとなくフェリーニをも思わせるようなシーンもある。
『オール・アバウト・イヴ』がタイトルの基になっているそうだが、映画の中で繰り返される演劇は、『イヴのすべて』(マンキーウィッツ監督の!)と同時代の映画としても有名な『欲望という名の電車』である。その演劇で主役を演じる女優を始め、役者たちの演技合戦が見ものであるのは誰もが誉めているとおり。
映像的にはこの監督らしい原色を基調とした鮮やかな色彩と大胆な平面的構図に加え、ヒロインが昔の友だちと出会うあたりなど、なんとなくフェリーニをも思わせるようなシーンもある。