前回の「タルト・タタンの夢」を読んだとき、これは、「美味しんぼ」みたいだな、と
いい意味で思いました。シェフの料理で悩みを抱えたお客さんがハッピーになったり
元気になったりするという健全でよくありそうな話だけど飽きの来ない感じ。
今回も、2冊目とあって、舞台となるビストロ「パ・マル」のシェフやソムリエなどの
レギュラーメンバーのキャラクターがはっきりしてきて、ますます面白く読めました。
天才シェフ・三船の修行時代の話なども入ってきて、このお話、まだまだ広がって
いきそうです。長い長いシリーズになっていってほしいな、と思います。

タバコ入れに使おうと購入しましたが大きかったのでメイク直しする道具を入れることにしました。
コスパが良かったのですが内側のタグが
MADE IN Chinaになっているので本物ではないですね。
あとファスナーの結晶の接合部分がずれているのでマイナスしました。
あとはおおまか満足ですが。

シャネルを演ずるシャーリー・マクレーンを目当てで見ましたが、流石！って感じでした。しわくちゃなおばあちゃんになりながらも貫禄十分です。シャネル本人にも負けずとも劣らない人生を送ってきたからでしょうか、視線ひとつにも哀愁がただよい眼を惹かれてしまいました。
ただその一方で、シャネルの若い頃を演じていた女優さんの存在感には少し物足りなさを感じてしまった気がします。どこがと言われれば微妙ですが、革命的なことを起こすような気の強さを持つ人の顔に見えなかったところでしょうか。そこが少し残念でした。(かといってもうひとつの「ココ・アヴァン・シャネル」ではオドレィ・トトゥ色が強すぎた気もしたのですが)

あと付け足せば、私自身はシャネルの生涯という伝記的な映画を目的として見たため、シャネルの壮年期にスポットの当たっていない部分に肩透かしをくらったところはあります。それでも若かりし頃のシャネルとボーイ・カペルとの関係は見ごたえがありました。いい男がパトロンにいたもんだｗ