主人公が妖精を見て、魔法のヴァイオリンを渡されてコンクールに参加、というはじまりは唐突すぎて「なんだかなー」という感じでしたが、音楽の大きさを頼りに妖精を捜したり、アイテムを上手に使って能力を育成したりといった点が思った以上に楽しめてよかったです。はじめのプレイでは、恋愛をおいといて主人公をコンクール連覇させるのに夢中になってしまったぐらいです。
ただ、複数回プレイが前提（恋愛ゲームとして楽しむには）のわりには、飛ばせないイベントが多くてイライラするときも。楽しかった妖精探索も複数回では面倒なだけになりました。（場所をメモでもすればそれも違うのでしょうが…）
キャラクターは個性的な人もいますし、個人的に気に入れば恋愛ゲームとしても楽しめると思いま!す。ライバル度と親密度があって、それによって変化する台詞なども面白いです。
ただ、この値段を考えればあまり高い星はつけられませんでした。

ブルーレイorDVD化するにあたって、テレビ放映時から映像を修正したりする事はよくある事なのですが
この四巻では修正だけではなく、テレビ版では無かった追加パートが30秒ほどあります。（7話のエンディングと予告の間）

こういうのってちょっと得した気分になれます。

さて、ひだまりスケッチ×☆☆☆も四巻発売となりました、最終巻まであと二巻です。
そろそろ特別編の発表を期待しています！
（というか、本当にお願いいたします。）

全105話の大容量な「科学忍者隊ガッチャマン」が完璧な形で終了して、4年後。その完璧な芸術品に続編ストーリーを作らなくてはならなかった製作者スタッフに心から同情してしまう。
このガッチャマン2では「悩むヒーロー」を描いたとの事ではあるが、悩むだけなら最初のシリーズで忍者隊の5人も南部博士もレッドインパルスも充分に悩み傷ついていたので、どうもそのへん、初期コンセプトが弱かったのでないかと思う。
新しい登場人物、パンドラ博士とゲルサドラも魅力が薄い。また、この2人が実は親子だったという設定も、なんだか無理矢理悲劇を創り出しているように感じられて感激できない。ゲルサドラの最期も必要以上に少女趣味でお涙ちょうだい的なので、少々シラけてしまう。
あくまでもカッコよく未来的で、颯爽としたヒーローものであって欲しいのだが、そのあたりの味付けがヘタクソで全体的に面白みに欠ける。
一度死んだジョーを復活させざるを得なかった、という点でもう、この作品の悲劇は始まっていたように考えられて仕方ない。
大好きな科学忍者隊に罪はないので、☆は3つつけた。