ベーム/シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」 [DVD]
ともすれば退屈になりがちなこのシンフォニーを、最初の幽玄なホルンの序奏から終楽章のコーダまでじっくりと堪能できる。ベームとウィーン・フィルのコンビによる響きがすばらしい!がっしりとした構成であり、一切の演出はないが、心にずしりと響く演奏だ。特に第二楽章はすばらしく美しい。収録は1973年であるが、ムジークフェラインザールの響きを見事に捉えている。カメラワークも悪くない。
[ウインズ] オートバイヘルメット用ステレオスピーカー サウンドテック / Sound Teck / SOUND TECK ST3106
ソロツーリングを楽しんでますが やはり退屈になります。そのときに自分のお気に入りの音楽が聞ければ最高ですが この商品はまさにピッタリ!! ヘルメットのインナーの中に完全に隠れ かぶっても違和感ゼロ。音量を加減すれば周囲の音もわかり 事故の心配もないと思います。スピーカーの大きさもちょうど良いし おすすめの商品です。音楽を聞きながらツーリングを楽しみましょう(なんて 交通違反になったりして、、、。)
ピアノミニアルバム タイムトゥセイグッバイ/アヴェマリア(シューベルト) ソロ/弾き語り
探していた楽譜なので、すぐに見つかった上に、すぐに送ってもらえたので、大変助かりました。
今後もいろいろな楽譜を購入していきたいと思います。
但し、購入しないとわからないのが、何語で言葉が書いてあるか記入してあるともっと良いと思いました。
ちなみに、私は「アヴェマリア」のイタリア語バージョンがほしかったので、正解でした。
魔王 (講談社文庫)
超能力という要素が含まれているが、それはこの作品をノンフィクションからフィクションにするための手法に過ぎない。そんな気がした。
頭が良いの定義は難しい。人が知らないことを多く知っている人も頭が良いように見えるが、それは知識が豊富なだけだ。本当に頭が良い人は、何もないところから価値あるものを生み出せる人のことを指すのだろう。しかし、この知識がすさまじい量だったらどうだろう。生み出すまでもなく、ただ持って来れば十分に価値あるものに見えるかもしれない。つまり、通常は、情報を入手し、考察し、判断するというプロセスを経なければ行動できないのに、考察するというプロセスをアウトソーシングすることで、考察結果を入手し、判断するということでよしとする世界になりつつあるのではないだろうか。この結果として、人々は誰かの言葉を自分の考えであるかのように錯覚して行動することになる。
安藤は、考えろ、考えろ、マクガイバー、と言う。彼は、考え、行動することによって、世の中の流れを押しとどめようとするが、結局は濁流に飲み込まれてしまう。潤也は、濁流の外にあって、流れを変えようとする。そして犬養は、流れを作り出していた側だったはずなのに、おそらくは、いつの間にか自分も流されてしまっていることに気づいたのだろう。
彼らは自分の考えで行動し、発言しているはずだった。しかし、本当にそれは彼らの言葉だったのか。かつて存在した誰かの言葉だったのではないか。本当に彼らは考えて行動しているのか。そして自分は…
おそらくそこに魔王はいる。
オーケストラの向こう側 フィラデルフィア管弦楽団の秘密 [DVD]
これは面白いです。すごい作品です。オーケストラの団員へのインタビュー、演奏風景、演奏以外のさまざまな日常の風景、などなどを巧みに織り合わせながら、しかも演奏される音楽と微妙なところまで合致させながら、音楽することの喜びと難しさ、そして人間が生きることの喜びとすばらしさを表現しています。メッセージや表現が押しつけがましくなく、しかし確固としているところが、監督の手腕なんでしょうね。団員がみんな、いい顔していますし、こういう味のある表情や談話を引き出すのも、やはり監督のすばらしさでしょうか。