花のズボラ飯
主婦という設定がこの漫画では生かされてないような気がします。
おやじギャグをを言いながら料理を作っていく様子は、一人暮らしの独身ОLのような感じだし、
そっちの方が共感を得られたのではないかと思います。
まず、夫が単身赴任しているとはいえ、部屋が汚すぎる。
留守を預かる「主婦」なのですから、子供がいるわけでもないのに、
足の踏み場もないほどちらかってるというのは共感できませんでした。
あと、「ズボラ主婦」といえど、作る料理が奥薗壽子さんの
ズボラ人間の料理術(料理本)のように
「手抜きをしても簡単に作れる美味しい料理」でもないので、
そういうレシピ面を漫画に期待している女性の方にはあまりオススメできません。
ちょっと気になったのは、孤独のグルメを読んでも思ったのですが、
原作の久住さんはヒッピーがお嫌いなのでしょうか。
お隣さんから栗をもらっても、ヒッピーに対して否定的な感想を述べてます。
天真爛漫であまり細かいことを気にしないズボラな主人公が、
ヒッピーという存在に対して否定的な感情を抱くことがちょっと残念でした。
絵に関して言えば、うさくんの漫画が好きという理由で購入した身とすれば、
擬音をちょっと料理にかぶせすぎかな?というくらい。
顔半分を占めるくらいの大口表現も好きですし、何にでも前向きな花さんの性格が
うさくんの絵柄とあっていてよかったです。
ウクレレ ウルトラマン
アニメTVを観ていたらウクレレカフェカルテットがゲスト出演し、このCDが紹介されました。3曲ほど流れましたが懐かしい音楽が心地よいウクレレの響きで再現されています。またPVも流れましたがCDにも入ると知りますます欲しくなってしまいました。これは買いの1枚ですね。
孤独のグルメ (扶桑社文庫)
貿易古物商を一人で営む主人公が、仕事の合間にたしなむ食事の体験談を描いた形をとっている、ごくごく普通の中年男性による食事体験記。タイトルにグルメとうたってはいるがグルメ漫画にあるような高級レストランをはしごしたり、産地特産の名物にターゲットを絞ったりというような格好付けた話ではない。ありきたりな食堂、売店の食べ物、ふらりと立ち寄った回転寿司屋など、庶民になじみの深い、どこにでもあるような「日常生活の中のグルメ」が描かれている。
谷口ジロー氏の繊細でリアルなタッチや、主人公の「ちょっと格好つけたいんだけど、ついつい地が出てしまらない、そしてなによりもおう盛な食欲に正直」な行動が、読者に親近感を与えてくれる。製鉄所のそばで焼き肉を食べた時「まるで俺の体は製鉄所、胃はその溶鉱炉のようだ」と表現し、さらに食い続けると「人間火力発電所だ」と表現がより過激になったり、夜食代わりにちょっとコンビニに立ち寄って食事を買おうとしたらついつい買いすぎて2000円近くものコンビニの料理を机の上に並べ、それを平らげつつも「俺……いったいなにやってるんだろう」と自嘲したりなど、実に人間くささがにじみ出ている。あくまでも「孤独」であって「孤高」でないのがほほえましい。
こんな食事の楽しみ方をしながら生きる生き方もいいな、と思わせてくれる、不思議な魅力を持たせてくれる内容ではある。本編連載時にはさほど人気が出なかったのか、色々細かい設定が用意されていただろうに、それを消化しきれずにシリーズは終了したもよう。石坂浩二か石田純一あたりに主人公を演じさせてドラマ化しても面白そうな気がする。
ドラマCD 「孤独のグルメ」
「孤独のグルメ」をラジオドラマ化なんて本当に出来るのか?と懐疑的でしたが、ラジオドラマ好きの私としては、星5つあっても足りない!星10個!さらに倍プッシュ!ここ十年でも、比較できる作品の無い傑作です。
・本編は、厳選した原作エピソード(といっても、原作もあまり話数はないのですが)を忠実に再現し、ことに、甘味処で仕方なく豆かんを頼んでみたら大当たりというあたりなどは、私としては最高の出来でした。ちょっと新幹線に乗って、谷中の天王寺さん近くの店で、あんみつと愛玉子食ってくる。と出かけたくなるほどです。
・おまけトラックがすごい。声優つながりで、はっきり言えば「24」のパロディなのですが、無駄にシナリオも演技も凝っています。もう40回は聴き直しました。ジャック風の主人公が、無駄に周囲を警戒し、しかももの凄い勘違い(少しぼかしますが、彼ら客は工作員!きっとそうだ!て感じです)をしながら、山谷の場末の定食屋でメシを食う!うまい!だが工作員をどう捌く!どうする!?て感じで、いくら聴いても飽きない。笑いも止まらない。このトラックだけのために3千円出したって惜しくない。ちなみに、やはり中の人つながりで、店の中で苦悩しながらコンテンダー(装甲車も打ち抜く銃)ぶっ放しそう(元ネタはFate/ZeroのラジオCDです)で、それも想像してしまいニヤニヤしました。
・騙されたと思って買ってください。面白くなかったら、この教会の丁稚、教会の威信をかけて全責任を負う!(いざとなればばっくれますけどね・笑)
花のズボラ飯 うんま~いレシピ―なぜ、ズボラ料理なのに泣くほどうまいのか
ハナコが読んだらレシピの半分ぐらいは、栗を貰った時のめんどくさい!って顔をするんじゃないかと。
だって私がそうおもったから(笑)
でも謎だったポトケチャミルクミソ鍋が分かったのは嬉しい!
レシピ本としては満足です♪