the straight story ストレイト・ストーリー
高校生のとき、図書室で借りて読みました。
村上龍氏が文章を書いていたんですね・・イメージでは無かったので少し驚きました。
絵本のような感覚でさらさらと読めると思います。
主人公のおじいさんが旅をする話なのですが、印象的だったのは旅の途中で家出した少女(恋人絡みだったような気がします)と会うシーンで、おじいさんは彼女と一緒に食べ物を食べたり少しずつ話をするんです。
少女は結局家に戻るのですがそのときの少女の別れの挨拶が曇っていた空が晴れたような、気持ちのいいものでした。
物語は淡々と綴られます。
きっと5年、10年経っても覚えていると思います。
ストレイトストーリー [DVD]
生涯で忘れられない作品の1つ。ストーリー的に突出した事もなく、特別な演出もしかけもないのだが、何度も見てしまう作品。地上波ではなかなか見れない作品、マニアックと位置付けされる作品。素直に感動した作品です。本作を、松本サンにもお薦めします。好みの違いはあれど、どうかたくさんの方々に見ていただきたい感動の作品です。僕は、見終わった後に涙が自然と流れ出ました。。(熊本県・秀ちゃん流)
ストレイト・ストーリー [DVD]
ツインピークスなどでお馴染みの鬼才デヴィットリンチ監督による、実話に基づいた映画。
兄が倒れたと連絡があり、アルビィンは長年確執のある兄の元へトラクターでの500kmに
及ぶ移動を実行します。周りの人の親切も手伝って、なんとかたどり着くというストーリー
です。
淡々とした時間と音楽がとても良い雰囲気で、様々な出会い、サイドストーリーに笑い、
また胸がじ〜んとなります。男がこうだと決めたら廻りが何を言おうと信念を持って実行する。
そんな頑固なアルヴィン爺さんがとてもダンディに思えました。
鑑賞中ふと考えたことは、なぜアルヴィンはトラクターでの移動を決意したのか?
劇中で示されている理由だけではないと思いました。その答えは最後、無事兄に
逢えたときの場面にあるように思えました。
仲直りしたい気持ちを苦手な言葉ではなく、大変な移動という行動で示したことで
兄は弟の心を逢った瞬間に理解したんだと思います。
とても心あたたまる映画でした。