田舎の日曜日[デジタルリマスター版] [DVD]
これといった事件も起こらず、淡々と進んでいくストーリーなのにラストまで引き付けられてしまった映画です。美しい映像とともに人生のよろこびを垣間見せてくれたので、DVDになったらもう一度みたいと思っていました。心地よいひと時を「田舎の日曜日」とともに過ごしてみてはいかがでしょうか。
日曜日が待ち遠しい! (フランソワ・トリュフォー監督傑作選8) [DVD]
言わずと知れたトリュフォーの遺作。彼の女性観が台詞に出ている。トリュフォーほど女を(女優)を魅力的に描けた監督はいないだろう。女優を活かすこと。秘められた魔性を画面いっぱいに見せること。「終電車」のC.ドヌーヴがまさにその通りであったように、最後まで、トリュフォーは女優に力を注いだ。その最後に当たったのが、最愛のF.アルダンだった。
「隣の女」とはうって変わって、軽快にオープニングに登場する彼女がまず魅力的。キャリア・ウーマンの鏡のようだ。怪しい顔をもった登場人物が次々と現れる中で、役立たずの社長(J=L.トランティニアン)そっちのけで事件の解明に乗り出すバルバラ。サスペンスでありながら遊び心もたっぷりのこの遺作には、トリュフォーの映画ファンとしての生き方が見事に反映されてはいなかっただろうか。
Dimanche a Bamako
アルバム全体として、ウェル・スタジオワークドな感じで、特定の土着性を回避しつつも、なおものすごくエキゾチックな音楽になっています。
前作は聴いていませんが、今作はマヌ・チャオの貢献も大きいんじゃないかと思います。
マリアム(女)の乾いて力みない歌も好きです。