サクマ式ドロップス 復刻版
ジャパニーズなら誰もが慣れ親しんだドロップといえば、これかと思います。当時はいくらだったか。。。ただ子供にとっての200円というのはかなり高額だったと思います。今でこそ100円ショップ等で、色々な味の詰め合わせパックが売られていますが、やっぱりカンカラに入ったドロップとうのは実に風格があります。
釜飯でも、横川駅で売られている、あの陶器に入っているからこその風格。同じサイダーでも、やはりガラス瓶に入ったラムネだと味わえる風格。
そんなのに似ているかと思います。
したがって、僕はこのキャンディーを舐めきった後、なぜか缶を捨てずに部屋に残す習性が身についてしまった。横川の釜飯もどうしても陶器を捨てられず、、、そういう収集癖を触発する魅力もありました。
釜飯の陶器なら、晩飯の茶碗代わりにしたりして、鉄道オタクの私としては、子供ながらにちょっとした優越感に浸ったりしていましたが、この缶は使用用途が全く無いです。出し口が小さいので何も入らない。
20年ほど前に放映された「火垂るの墓」でせっちゃんが、水を入れてジュースを作ったのを子供ながらに衝撃を受け。そんな裏技があったのか、あの駄菓子やで売られている10円の粉末ジュースがただで飲めるのだ!と興奮しきりに、真似したが全く無味な出汁しか出ず。。。
セッチャンよくも俺を騙したな!と子供心に少々興奮した記憶があります。
話の収拾が全くつかなくなりましたが、やはりドロップといえばサクマ式ドロップ。子供だったのでハッカのようなアダルティーな味は好きでは無かったですが、それは今でも変わらず餓鬼な味覚を持っています。ただ同じ白色でも微妙に薄い白色のモノは、とてもフルーティーで好きです。ただ、これを家族で買うとクセモノで、個人的に好きな種類が出るまで、出しては戻しての繰り返しで結果的に、ハッカだけが缶に残る事になり兄弟喧嘩の温床になってしまうのです。遺されたハッカはクールで涼しげ、けれど哀しい哉ホットな温床になってしまうのです。
底には、砕かれた欠けたブツが沈みがちなのもこの種の特徴ですね。まぁ、これも一つの楽しみです。なんちゅうか、ごはんのおこげをついばむような?キャラメルコーンの袋の底から、ピーナッツが発掘されるような??そんな付加的な味わいもあるのです。
STUDIO GHIBLI SONGS
誰もが一度は聞いたことがある有名な曲ばかりが収録されています。
個人的には、やっぱり「となりのトトロ」シリーズが一押しです。
歩こう歩こう♪私は元気ぃ〜♪で始まる「さんぽ」は小学校の入学式で使われた曲でもあり非常に懐かしい。
ジブリ音楽は元気になれる最高の薬です!!
また子供時代を心地良く思い出させてくれる音楽でもあります。
そんなジブリ音楽はいつまでもいつまでも絶えることなく受け継がれていってほしい。
このCDにはそんな願いも込められているように感じました。
火垂るの墓 完全保存版 [DVD]
レビューや感想で頻繁に書かれているように、裕福な家庭で育ったはずの兄は現実の自分も立場もわきまえず
自分のプライドを優先してしまった結果、最愛の妹を死なせてしまいます。
これは現実の国力を顧みず精神論ばかりを尊び、国民を大量に死なせてしまった当時の大日本帝国を表現しているそうです。
それでは今の日本はどうなのでしょうか?
経済大国だった過去の栄光を捨てきれず、子供の世代に借金を背負わせてまで税金を外国人に配っています。
毎年、原爆記念日になると平和記念公園で小中学生たちが「過ちは二度と繰り返しません。」と作文を読み上げますが、
先生に命令されて音読しているだけで、当時の日本がいつ判断を間違えどうすれば白人の植民地にならずに済んだのか答えることはできないし知ろうともしません。
日教組は子供たちに ”折り紙で飾り付けを施した段ボールの前で、”願い”だの”祈り”だのを捧げる事で平和が維持されるのだ” と教育しています。
結局のところ、日本人は戦前も戦後も”マイルールで決めた精神論”ばかりを尊び、何も変わっていないのではないでしょうか?
火垂るの墓 [VHS]
これは、確かトトロと同時上映でサブ的な位置付けの映画だと記憶しています。しかし私にはこちらの方が遥かに印象に残ってます。
糸井氏の当時の映画キャッチコピー「14歳と4歳でいきようと思った」は、これ以上のない言葉だと思います。あの親戚のおばさんは本当にひどい人間でしたが、このような結末になるなら懇願しても居座るべきだったし、壕生活になっても戻る機会もあったろう。と、子供の私にさえ思いました。しかし、大人になった今だからこそ、不器用ながら上記キャッチコピーのように生きることを選択した意味が少しは分かったような気持ちもします。神戸の構内で瀕死の状態で発した言葉「1945年×月×日、僕は死んだ」という言葉は小学生だった私でも衝撃的でした。また駅員が佐久間ドロップの缶を放り投げて蛍が舞う瞬間、映画の描写力もさる事ながら、とてつもなく切なくもあり温かい気分も交錯した不思議な気持ちになりました。一番印象に残ってるのは海岸を遠泳していて沖から、昔の記憶が甦り母の言葉「カルピス冷えてるよ」という言葉に本当に涙しました。そのあまりに日常的な台詞と今清太が置かれている状況のギャップに激しい同情の念を感じました。
これは作家の野坂氏による、ほぼノンフィクションというのも忘れてはいけません。是非うちらのような若い世代は見てほしい作品ですね。
確かに現在は色々な意味で暗い世の中かもしれませんが、人を失う悲しみを当時程味わう事は無い。月並みないい方ですが、或意味現在は恵まれてるのかなとも思います。
当時映画のパンフに掲載されていた同氏の言葉「アニメ映画と鷹をくくっていたが、その当時の再現力に圧倒された」「私は映画程妹に優しくできなかった」という台詞が印象的でした。