インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアが初めてファンとなった映画で、サントラもその延長線として購入しました。
映画の印象を十分演出することが出来ていると思う。
ただしこの映画の性格上、場所を選ばずに聞けるサントラではない。
ラストの悪魔を憐れむ歌は、全く異質なのでその限りではないが。
この曲だけは必ずカー・オーディオに持ち込みます。
音楽集としてはファンを満足させるものだが、リーフレット内容の質は何も書かれていない方がましなので、かなりのマイナスだ。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア (ソノラマコミック文庫)
以前徳間書店から出た筆者の「夜明けのヴァンパイア」と内容は同じ。
ご存知でない方の為につけくわえると、本作はアン・ライスの「ヴァンパイア・クロニクルズ」の1作目を漫画化したものだ。
原作は、94年にトム・クルーズとブラッド・ピット主演で映画化されたこともある。
実は私は徳間版も持っているのでそれと内容を比べると、前述のように漫画本編は同じだが、5~6頁の分量で作者のあとがきが加わっている。
作品に対する思い入れや発表当時の反響、原作キャラの中で誰が好きかなどが語られているが、個人的には現在の絵柄で改めて描かれたレスタトがとても嬉しかった。
徳間版を読んだことがない人や、篠原烏童のファンの人にはお薦め。
ただ1つ。これは作品の出来とは関係ないが、このボリューム(薄いのだ)ではちょっと高い気がする。
加筆するなり、他社の文庫でよくあるように第3者による解説を加えるなりして欲しかった。その点で星1個マイナス。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア [DVD]
音楽、映像、雰囲気がとにかく美しいです。
アン・ライス著の原作『夜明けのバンパイア』では主人公ルイがバンパイアの超越や存在についてしつこいくらい思い悩み、それほど魅力を感じないのですが、この映画の中のブラット・ピット扮するルイは儚いながらも力強く情熱に溢れとても魅力的です。
クロウディアを演じたキルスティン・ダンストの演技がとても上手く、トム・クルーズのレスタトは圧倒的な存在感を作品全体に漂わせます。テンポもよく豪華なので観客を引き込んで飽きさせません。
音楽の使い方が上手く、余韻を残すラストも賞賛できます。
ただ、全体に漂うエロティシズムな雰囲気は、それを「美」とみるか「卑猥」ととるかで随分個人差があり、くすぐったいような何ともいえないものがあります。
好きか嫌いか二つに分かれる映画ですが、一見の価値はあると思います。美しく危険な雰囲気に酔いたい方にはおすすめです。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア [Blu-ray]
BD版だから絶対クッキリハッキリ!という期待はしていなかったものの、以前見て好きな作品だったので購入。
見てみたらやはりそこまで高画質ではなかったです。
PS3→(HDMI)→32型のテレビで見ましたが全体的に暗くてざらつきも目に付きました。
ブルーレイ画質というよりDVDをアップコンバートした画質という感じですかね。
ヴァンパイアものということで作品のほとんどが暗めなのはしかたないですが、それでもなにせ暗いなぁ、という印象。
同時に購入したシャイニングBD版が綺麗だったので残念に思いました。
内容に関してはブラッド・ピット、トム・クルーズ、子役時代のクリスティン・ダンストが出ていてヴァンパイアものとしては路線が違う珍しいストーリーなんではないかと思います。主役二人の美貌がひかってよい作品だと思います。
インタビュー・ウィズ・バンパイア(吹替版) [VHS]
なかなか映画化を許さなかった原作者が認めただけはある映像美です。俳優ばかりがキレイかっこいいと言われますが(たしかにかっこいいけど)何百年も生きるバンパイアをきちんと印象づける凝りまくった衣装やお城なども一見の価値ありです。全体的にもの悲しいストーリーですが、見てる間、うしろからバンパイアが襲ってきそうなゾクゾク感がつねにありました。