マカロニほうれん荘全9巻 完結セット (少年チャンピオン・コミックス)
もはやマンガ界の伝説と化してしまった、「マカロニほうれん荘」。
作者の鴨川つばめはこの作品でかなりの評価を得るものの、その後はあまり正当な評価を受けなかった。
何度か復活を試みるも、失敗に終わっている(あくまで客観的評価として)。
この作品では作者鴨川つばめ氏の、
・もっともイキのいい状態で書いたギャグの数々。
・その後のギャグマンガに大きな影響を与えたスタイル。
・時代の潮流をうまくとらえた、ギャグマンガの基本。
を読むことができます。
天才的ともとれる、氏のカバーデザインやカットのしかたなども味わえます。
残念ながら、文庫版などの後から出版されたバージョンではその多くが編集・カットされています。
できれば少年チャンピオンコミックス版で読まれることを、オススメします。
マカロニほうれん荘 (3) (少年チャンピオン・コミックス)
このあたりから(2巻は立ち読みでしか読んだことがないですが)マカロニほうれん荘のパワーが炸裂します。特に7巻以降パワーが低下してきますので3〜5巻は最高でしょう。(8巻でも腹痛笑いした所もありますが)
ここから中嶋さんがそうじに猛烈なモーションをかけてきて、きんどーさんとトシちゃん25歳と壮絶なバトルを繰り広げ面白いです。
文庫版もいいのですが、傑作選として厳選しているのでこのあたりの巻はどの話も爆笑、腹痛起こす程の笑いですので一巻ずつ、特に3〜5巻が一番面白いのでお勧めします。その爆笑スーパー版のはじまり3巻です
マカロニほうれん荘 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
今日のギャグマンガに多大な影響を与えた不滅の作品。
真面目な主人公(沖田総司)、はちゃめちゃキャラ(トシちゃん&キンドーさん)、かわいい女の子キャラ、といった設定はこのマンガの後に山ほど見た(江口寿史のすすめパイレーツ然り)。
更に、ツェッペリン、キッス等々ロックをマンガに登場させたのも最初ではなかろうか。