グランドファーザーズ
誰もレビューを書いてないのが信じられないので書く。
GRANDFATHERS(以下GF's)の、実に21年ぶりのニューアルバム。
前2作に比較するとぐっと大人のバンドサウンドになった(偉そうな言い方で恐縮だが)新生GF'sサウンドがたっぷり楽しめる。
ヴォーカル、ギター、そして大半の楽曲を手掛ける青山陽一氏のカラーはやはり濃いんだけれど、西村哲也氏、大田譲氏も2曲ずつヴォーカルを取り(二人とも味わい深い!)、西村氏の作品も収録されていることから、バラエティに富んだ、それでいて統一されたトーンもある、聴きごたえあるアルバムになっている。
全10曲、50分にも満たないコンパクトなアルバムなので、「え、もう終わり? もう一回!」と何度もリピートしてしまうし、繰り返し聴くほどに新たな発見がある。
滋味、軽み、渋みにあふれたバンドサウンドと言えばいいだろうか。
「Bye Bye Tony」の小気味よさ、「追憶カフェ」ではしんみりと、そして最後の「Help my Soul」でぶっ飛んで、ライブに行きたくてたまらなくなる、そんな体験を、GF'sやカーネーションのファンならずとも、ぜひ。
特に、昨今の日本の音楽がプラスティックな無機質な味気ないものにしか感じられないとお嘆きのそこのあなた。 滋味あふれた雑穀をざくざくと食べるように本作を聴いてみてほしい。
GRANDFATHERS(以下GF's)の、実に21年ぶりのニューアルバム。
前2作に比較するとぐっと大人のバンドサウンドになった(偉そうな言い方で恐縮だが)新生GF'sサウンドがたっぷり楽しめる。
ヴォーカル、ギター、そして大半の楽曲を手掛ける青山陽一氏のカラーはやはり濃いんだけれど、西村哲也氏、大田譲氏も2曲ずつヴォーカルを取り(二人とも味わい深い!)、西村氏の作品も収録されていることから、バラエティに富んだ、それでいて統一されたトーンもある、聴きごたえあるアルバムになっている。
全10曲、50分にも満たないコンパクトなアルバムなので、「え、もう終わり? もう一回!」と何度もリピートしてしまうし、繰り返し聴くほどに新たな発見がある。
滋味、軽み、渋みにあふれたバンドサウンドと言えばいいだろうか。
「Bye Bye Tony」の小気味よさ、「追憶カフェ」ではしんみりと、そして最後の「Help my Soul」でぶっ飛んで、ライブに行きたくてたまらなくなる、そんな体験を、GF'sやカーネーションのファンならずとも、ぜひ。
特に、昨今の日本の音楽がプラスティックな無機質な味気ないものにしか感じられないとお嘆きのそこのあなた。 滋味あふれた雑穀をざくざくと食べるように本作を聴いてみてほしい。