カメ・カエルなど両生類・は虫類の飼い方―ヘビもトカゲもカエルもみんな友だち (学習自然観察)
まともな生き物の本としても、きちんと当然出来ています。
お子様に買ってあげる本としても大変良い本で、
お子様の生き物への関心をとてもよろしく引き起こす本でしょう。
しかーし、
この本の白眉は、やはり「何でも飼ってやろう」の富田先生の独特のあの世界観です。
それが分かる方には、もはや類書に戻れぬこの感動。
カミツキガメのところで、「逃がしちゃだめ」の写真、
どうしてカミツキガメの背中にクサガメが乗っているんだろう。
実にシュールです。
タカチホヘビ、メクラヘビの捕まえ方、
そもそもそんな蛇がその辺にいることをどの図鑑がまともに扱っているでしょう。
「夜の側溝を探せ!」はあ、そうですか、の世界です。
また、その挿絵もこれまたシュールなのですね。
いい!じつにいい!
この独自の世界観に浸れる自信のある大きなお友達の皆さん、
是非、お手にとって見て下さい。
これは、もうお子様向けの本ではありません。