CLOTH ROAD 11 (ヤングジャンプコミックス)
展開そのものはまさしく王道で、ファーガスが押せばガーメントが返し、ピンチになると仲間がファーガスを押し戻す、するとガーメントが揺さぶりを掛けて押し返す、シーソーゲームが幾度も繰り返されてゆきます。最後のオチはいわゆる「人柱」ものの典型の一つで、そこを含めて正しく王道な終わり方といえると思います。
特に私が考えさせられたのは、アルジャンヌと双子の母子の関係よりもアルジャンヌとガーメントという天才の男女の関係でした。
彼がこのお話の後も続いていってもファーガスのようにまともな人格になるとは到底思えません。服と人間の区別をつけられず、その価値はすべて個々人(服)の才能(性能)によって絶対的に決定される。それは自分さえ含む狂気で、自分の才能が腐ることを何よりも恐れている。アルジャンヌはそんなガーメントの禍々しさを見た瞬間から感じて、嫌っていながら、彼の必死さや彼の作るドレス・スカイにはまた違ったものを感じていました。
詳細に描かれてはいませんが、その後結婚をし、子をなし、そして唯一の反逆として双子を逃がした。私は10巻まではアルジャンヌはガーメントという天災を抑えるために傍にいて、システムとなってしまったのだと思っていましたが、言葉回しやガーメントに対する態度、最後にガーメントに言った言葉と行動、そしてガーメントの最後の言葉……
どうとでも取れるものでしたが、だからこそ釈然としなかったり、寂しさを感じてしまう(私がガーメントを嫌っていたので特にw)。
双子は終始才能を覆すためにがむしゃらに進んできましたが、事にこの二人にはトーガが言ったように、お互いしかいなかったのかも知れません。まぁこの物語の最後のアルジャンヌは母なので、アルジャンヌはそういうことは無いのかもしれませんが。
バトルの盛り上がりも文句無く熱く、それでいて(いい意味で)調子外れなギャグでくすっと笑わせてくれる。そう思っていたらまた加速していく戦いの果て、織り上がった結末。面白かったです!番外2本も楽しませていただきました。
Food Girls (マジカルキュート)
擬人化されたフードガール16人によるの各6ページのショートストーリーから成るカラー漫画。
絵画的な絵柄で情緒的な華札に対して、アニメチックな絵柄でノリを前面に押し出した作品。
okama先生の類いまれなるデザインセンスや色彩感覚に女性ファンも多いことと思われますが
本作はストロベリーに練乳をぶっかけたり、プリンスメロンを縄で縛ってマスクメロンにしようとしたりと
ギャグ的なノリとはいえ、下ネタ全開のつくりとなっていますので耐性のない人は注意が必要です。
また、カラー漫画ですのでデザインは元より、色彩も楽しみたい人は擬似画集として見れないこともないです。
ショートストーリー以外にも4コマ、巻末にはおまけ漫画やラフスケッチ、作業工程などが載っていますが
作業工程のコメントはアバウト過ぎて一般人からしたらとても参考に出来たものではないですね。
色塗りのコメントなんて「ここはこんな色がかわいい!いけてる!そんなセンスで塗っていくのです。」ですから。
そんな感覚であんな色合いが出せたら誰も苦労しませんよ、、まさに天才ですね、わかります。
デジ絵の文法 [DVD]
先日、フジテレビで深夜に放送したて「デジ絵の文法」。番組の噂だけは聞いていたが、いやあ、ここまで面白い番組だったとは予想以上だった。デジタルでイラストを描く、ただそれだけの行為に何故だかグイグイと引き込まれてしまう。プロ達の凄いテクニックや裏技が惜しげもなく披露されていて、何だかマジックを見せられてるようで、一時も目が離せない。
実際にイラストを描いてる人、これから始めようという人にこのDVDは正に必見でしょう!下手なマニュアル本なんか買うより、この映像を繰り返し観た方がよっぽど参考になり、発見やヒントも多いはずです。絵を描かない&いわゆる萌え画などにも特に興味も無かった私でも、十分楽しめましたし、何よりデジ絵自体に対する見方が変わりました。たった一枚のイラスト。でも、実はそこにこんなテクニックが注がれてるんだなあ、と。
HPによれば、初回限定の特典で「マウスパッド」が付いているらしいのだが、5種類のうちどれが入ってるかはお楽しみで、裏はカンペになって、ショートカットキーがびっしり書いてあるんだとか。これも実にユニーク。よってこのDVDは絶対買いだ!
RAINBOW SNOW~オーロラにえがいたLove Letter~
ベーシスト・ティッシュ姫のファンなので購入しましたが、初音ミクが期待以上の良い調教。
ミク好きにもオススメできるCDです。
生のバンドサウンドは力強く心地良い!
ギターもベースもドラムもしっかり自己主張しているけれど、
あくまでもボーカルの引き立て役として機能しています。
片想い中の少女が独りのクリスマスを切なく歌う『ミクのクリスマス・イヴ』が一番のお気に入り。
激しく攻める音が聴きたいときには『エアーマンが倒せない』をリピート。
バリエーション豊かな曲をそろえた、コストパフォーマンスの高いアルバムです。
人気イラストレーター・okama氏が歌詞カードに見開きで描きおろした、
ミクとティッシュ姫のツーショットが可愛いすぎます!
エヴァンゲリオン EXフィギュア Fruits Punch feat.okama 全2種セット
基本的にデフォルメ系フィギュアはあまり好きではないのですが
これはたまらんです('Д`)
カッパ?と長靴の素材がぺろぺろしたゴム素材で透けてるのですが、それが見た目のかわいさとマッチしてよりカワイイ
アスカもレイも「らしさ」の出たポージングと表情なので、下手な原作系よりも遥かにデキがいい・・・と思います