すみれの花は嵐を越えて―宝塚歌劇の昭和史
「愛と青春の宝塚」にあった事実を裏打ちする資料と証言による、本当に貴重な1冊。著者自身は、戦争体験はあるものの、劇団に関わるようになったのは戦後である。その戦後の豊かな舞台を見るにつけ、この時代のことを書かねばと思うようになったという。
良くぞ書いていただいた。
このような本がなければ、わたしはあの真紅の客席に座って「空襲や憲兵の禁止令に邪魔されることなく」観劇できる幸せを当たり前と感じていただろう。
すみれの花咲く頃 [DVD]
ショックだった。
いわゆる都会で生まれ育ちました。
子供の頃はそんなに裕福じゃなかったけれど、不自由もしなかった。
なので、知ってはいましたが・・・やっぱりショックでした。
過疎。
そんな言葉をTVから頻繁に聞くようになったのはいつ頃からだろうか?
TVのニュースやドキュメンタリーで田舎の過疎化は知っている。
いや、知っているつもりだった・・・。
この物語を見て、
自分は何も知らなかったな、人事だったんだな、と感じています。
だからといって、自分に一体何が出来るのか?
励ましの言葉をかける事も出来るでしょう。
しかしそれが一体何になる?
彼等の寂しさを埋めることなんて露程も出来はしないのだ。
彼女は宝塚を夢見る。
しかしそれは本当にやりたいことではなく現実逃避なんだと、映画を見ている者も次第に分かってくる。
「なんでおじいちゃんが、こんな犬みたいな扱いを受けなきゃなんないの!」
毎日クタクタになるまで働いている母の叫びに、
逃げ出したくても逃げられない現実と向いあっている娘に、胸が張り裂けそうになる。
どうしようもないやるせなさ、無力感を感じます。
ドラマというよりもドキュメンタリーに近いです。
若い役者達、皆いいですよ。
とっても頑張ってます。
サクラ大戦「帝撃歌謡全集」
サクラミュージックの礎といえる作品です。
いまさらとお思いの方もいますけれど初期のfanでない方は聴いたことのない方、一度は聞く価値ありです。
いまや、CD・OVA・小説・歌謡ショウなど多岐にわたりに広がりを見せる世界の最初のコンセプトを確かめてください。(なにせ、ゲームより先に取りをしてのですから!!)*ここがポイントです。
といったところです。
ご参考になれば幸いです。