ジャッキー・ブラウン
マニアックな選曲が最高。個人的にはグラスルーツや、ランディークフォードがとても気に入ってます。タラ作品でおなじみの曲間の喋りがちょっと邪魔な人もいるかと思いますが、映画の場面を思い出せ、まあいいかなと思います。
Across 110th Street
ボビーが1972年にこのアルバムを制作したのは、自分の中で「脱サム・クック」をしなければならないという、切実な思いがあったからではないでしょうか。1曲目のホーンの切なく、そして暖かい響きとともに唄うボビー、これと同時期の名作、「Communication」「Understanding」のおそらく直前に制作されたこのアルバム、ちょっとクールな感じ感じがたまらない作品です。ボビーがいいなと思った方、彼のアーティストとしての黄金時代である70年代のスタートとなるこの作品、一度は聞いて損はないと思います。
プラスティック・ビーチ (エクスペリエンス・エディション)(限定生産盤)(DVD付)
イマイチでしたゴリラズはアルバムを重ねる毎に段々音楽としての明るい楽しさを失っているような気がしますゴリラズのストーリーが音楽に多大に関係してるのが原因なのかもしれませんが初期の頃のPOPさは、流石プラスチックというように無機物的な音で失われたと思います
ナウ・ルック
普段(と言うか、これまでずっと)、ストーンズには殆ど触れずに来ました。ロッド・スチュワートの初期作品もいくつか聴きましたが、フェイゼズまでは手が回っていません。
特段、理由らしい理由はないのですが・・・。
そんな中にあって本作('75年作)を聴く事にあまり脈略らしいものがないと思われる節もあるかと思います。強いて言えば"コクがあり、ウォームでファンキーなR&Bテイストのロックで、何かイイのないかなぁ"と知人に漏らしたら本作を推された、という事の顛末です。
共同プロデュースとしてクレジットされているボビー・ウォマックは認知していたのですが、当のR.ウッドは全くの守備範囲外。おっかなびっくりではありましたが、結果として満足に気持ちよく聴けた作品でした。
今やストーンズ中興の祖とでも言えるかと思うR.ウッドが、そのストーンズ加入直前にリリースした本作、本家がやっているR&B的な色あいとはまた別の"やわらかさ"のようなものが感じられる点が、ストーンズ素人の小生にとっては却って吉と出たのかも知れません。
メンフィス・ソウルの名作[9](アン・ピーブルズのカバー)を始め、B.ウォマックのテイストもそこかしこに味わえ、R.ウッド当人のウォームでちょっとダルなvoも各曲でピタリと合っているあたり、"R.ウッド作品の最高作"と呼ばれる所以が判るような気がします。
追って、フェイセズ辺りからの流れも確認してみようかと思ったりしています(今更・・・という声もあるでしょうが、何分、これまで取りこぼしてきたメジャーアーティスト/バンドは山ほどありますので(^^;)