だから演劇は面白い! (小学館101新書 50)
自分が見たい芝居を作るために「プロデューサ―の仕事は雑用」であるといい切り、
脚本から演出家、出演者、スタッフ、劇場手配、ポスターやパンフそしてPRまで
全てをこなすス―パーウーマン北村明子。夢の遊眠社やシス・カンパニーで日本の
演劇界をリードしてきたその秘密が明かされる。
この本を読んだらやっぱり彼女のプロデュースする芝居が見たくなること請け合い。
もたれ合いや甘えを拝したプロの芝居経営者の姿がここにある。
韓国芸能界裏物語―K‐POPからセックス接待まで…禁断の事件簿 (文春文庫)
日本でも、韓国のTV番組やアイドル歌手が随分目立つようになりました。
それに伴って、スキャンダルなニュースも増えてきました。
『KARA』や『東方神起』の分裂騒ぎ。
有名な若手俳優の自殺。セックス・スキャンダルと、日本の芸能界よりはかなり騒々しい感じがします。
この本は、一連の事件を解説してくれていますので、どういうものであったのかがわかってきます。
スポーツなどでも負けたりすると大騒ぎになりますが、どうもこれは国外に向けられているばかりではないようです。
特に芸能界の人たちは目立ちますので、ターゲットになりやすいのかもしれません。
少し、韓国人気質に接近できた気はします。
韓流エンタメ 日本侵攻戦略 (扶桑社新書)
面白く読みました。
韓国エンターテイメントの世界の
背後に、韓国社会の”今”が見えくるのが、興味深い。
いろいろな立場の声を集めているので、かたよった
感情論や上から目線になっていないのも読みやすさの一因だろう。
グローバル化して生き残ろうとしているのが、
サムソンやLGだけでなく、エンターテイメントの世界でも
同じなのかと気づかされ、今や世界で「日本製」より
「韓国製」のブランド力が上になっている現実に目がさまされた。
若い世代の韓国論としても読める。
フィガロ