ハリー・ポッターと秘密の部屋 [DVD]
ハリーポッターシリーズの傑作は1作目の「賢者の石」とこの2作目の「秘密の部屋」だと思う。シリーズ後半はシリアスになり、ダークファンタジーである。この作品は純粋にワクワク・ドキドキのファンタジーを楽しめる。
ハリー・ポッターと謎のプリンス [DVD]
内容の紹介ではロンの恋の話がメインのようにとれるものであったが、実際は原作を要領よくまとめて映画化されており良かったと思う。原作の内容を忠実に映画化していたらちょっと長過ぎる内容になっていたのではないだろうか。
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (吹替版) [VHS]
子供がいる方は、お勧めです。普通の映画なのに、子供達がご飯も食べずに見入ってしまうのは、この作品だからでしょう。4才の息子までが、夢中になっている。大人のかたの中には、「○○の声は、○○やってる声優さんだー」と思われるかたもいらっしゃるでしょうが、作品が、1作目、2作目共に大ヒットした映画だけに、ビデオも「出たら、買い」でしょう。あんなところにあった「秘密の部屋」。マルフォイのお父さんが、気になる存在になってきました。次回作に続くセリフに要チェック。
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
4巻を読んで、はまってしまい、レビューを100くらい読み返してみた。すると実は、評価が2分しているという事に気づいた。1手放しで、素晴らしいと感動する人(僕もこれに入るのか?)2大人が読むに値しない、もしく子供だまし(子供に有害?)1は単純だが、2は鋭いところをついていると、思う。というのは、1)倫理性2)宇宙観を問う部分が多かったからだ。1)は、子供が大人を出し抜くとか(ただのいたずら)、単純な勧善懲悪、というのは、倫理として問題なのではないか、という指摘。たしかに現実の社会は、絶対の正義と絶対の正義がぶつかり合う世界であって、誰かを倒せば世界が幸せになる、という考え方は甘すぎる、というご指摘は、2)は、指輪物語やナルニア国のように、『世界や宇宙そのものを1から創造してしまう』という意思が欠如している事。SFファンとしては、魔法使いが(本来敵対しているキリスト教の)クリスマスを祝う時点で、えっ!と思う人は多いだろう(笑)。暦や言語、風習や動物怪物の生態系等、どうしても『世界の創り込み』からいうと、傑作『闇の左手』等と比較しレベルが低いと思う。
それは、わかる。でもね、僕は、1の肯定派なので(笑)、このJKローリングさんは、物語る人であって、そういう2の宇宙観はどーでもいいぐらい人々を捕らえるストーリーをかけるのだから、いいではないか、と思うし(・・・宮崎駿や黒澤明に言われる批判と同じだと思う。)倫理の部分も、この正しさを問えない成熟社会で、だれが世界の平和のために戦う気概を持つのか??、子供たちが、そういう正しいことを頑張ってまっとうしようと勧めるこの話は、十分に倫理的だと思うけどなぁ。それに、4巻ぐらいから複雑さはどんどん増しているしね。どうでしょう?この分析は。まぁ、一言でなにがいいたいというと、やっぱり僕はポッター好きです(笑)ということです。