世界の中心で、愛をさけぶ <完全版> DVD-BOX
さすがはTBSドラマだと思った。 原作にない演出や出来事も、違和感なく補完されている感じ。
尺が余って足したのであろうエピソードなのに、感動する。感情移入できる。 映像と演出が見事だと思う。
特に印象に残っている足されたエピソードといえば、朔のおじいちゃんの骨をアキと撒く回や、アキに対する後悔を呟くアキ父など。
前者は原作じゃさらっと済まされていただけだった。撒いてきた、という事実だけが書かれていた。 だからその辺の足し前は嬉しい補完。
後者はアキの余命が短いと告げられた病院で、白いスカートをはいている子供を見かけたアキ父が、 あんなスカートを小さい頃ねだってきたアキを思い出し、 買ってやればよかったと涙する場面。
ラストシーンは、はっきりとした答えは出ないけれど… 朔が度々見ていた夢が覚める前なのかもしれない。
しかしその夢は、最後必ずアキがいなくなるという結末だった。
ラストシーンはそうならなかった。
朔とアキが、お互い言葉を交わすでもなく幸せそうに手を繋いで、夕暮れの海辺を歩いていく。
なんとなく、朔の人生の終わりにアキが待っていたという表現なのかなと。
原作より、朔太郎
『僕の人生の終わりに、アキが待っていてくれる』
そうして朔太郎は、ついに肌身離さず持っていたアキの骨を撒くのだ。
そう考えると、大幅な肉付けはされているが、とても原作を大切に作られたんだなと思う。
ありきたりな純愛モノとしてある映画版より、こちらのドラマ版を強くお勧めする。 原作の世界観を壊すことなく表現し、非常に完成度の高いドラマに仕上げていると思う。
世界の中心で、愛をさけぶ [VHS]
最近この映画をレンタルビデオで見ました。
みんなが言うほど涙にくれたわけじゃないのですが、何か心に
残る映画で、返却日までの一週間、何度も見てしまいました。
4回くらいは見たかな。。。
それでもまだ見たりないので、結局AMAZONでビデオ購入しました(笑)
(DVDだとノートPCでしか見れないので)
あまり恋愛ものに興味がなくて、今回はたまたま見ようという
気になっただけなんですが、見て良かったです。
というより、ハマってしまっている自分が心配です。
家に独りでいるとボーっとしてしまいます(^^;
かたち あるもの
柴咲コウさんの曲は、どれも一つ一つの歌詞の心に沁みます。
この曲はTV版「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌ですが、映画版の主題歌である平井堅さんの「瞳のとじて」は主人公・朔太郎の心を歌った曲、そしてこの「かたちあるもの」はヒロインであり、急性白血病で亡くなってしまう亜紀(アキ)の心を歌った曲・・・。
TVを観ていない方々でもこの歌詞と柴咲コウさんの歌声が必ず心を捕らえるはずですし、聞く方それぞれの情景が浮かんでくる事でしょう。まして、TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」を観ている方には涙なしには聞けない曲だと思います。とにかく、超お薦めです!!!。
TBS系ドラマ「白夜行」オリジナル・サウンドトラック
何気なく見始めたドラマ「白夜行」ですが
どんどん引き込まれて毎回欠かさず見ています。
映像も綺麗ですが、なによりBGMが素晴らしい!
切なさや悲しさを引き立てるビアノの旋律に心を奪われて
初めてサウンドトラックCDというものを購入しました。
ドラマのクライマックスシーンでよく流れる音楽が一曲目に収録されています。
世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)
この本を買おうと思いインターネットで注文したところ、自分で間違えて「世界の中心で愛を叫ぶ」を買ってしまったことがあったこの本。
この本は一話ごとに読むのに集中力や気合が必要な作品です。前書きを見るだけで疲れたような気がしてくる。しかし巻末の解説で、「あれでもエリスンの前書きは短い方なのだ」と書かれている。これをみてこの人の他の本を読むのは、もう少し大人になってからにしようと思った。
この本は全体的に未来のことや、戦争によって起こった悲劇の世界を舞台に話が展開されていく。
中学生の自分には少し読みにくかったが、楽しめたと思う。
表題作である「世界の中心で愛を叫んだけもの」はアニメ版「新世紀エヴァンゲリオン」の最終話の「世界の中心でアイを叫んだけもの」の基になっている。この話は内容的になにを書けばよいのかいまいち分からない。「名前の無い土地」などは最後の最後でこの土地の名前を知ったとき驚いた。「少年と犬」は核戦後の瓦礫の山と化したシティを舞台にチンピラの少年と言葉を話す犬との友情を書いた話で、これは理解しやすく楽しめたと思う。
他にも色々な話があり、読んでいくと終わりに期待できる作品が多い本です