もしも願いがかなうなら (創元推理文庫)
まさに中世のファンタジーです。美しい色彩の絵本のような世界を思い浮かべました。アン・マキャフリーの入門書として特にお勧めです。
・・・往年のファンは少しくすぐったいような物足らないような気もするかな?
東京の空
移籍前最後の作品であり、この後エレカシは大きく路線変更をしてゆく。
この作品には、押しの強い威圧的な曲と、世俗から一歩離れた視点といったデビュー以来共通する特徴がある。逆に宮本の独白に終始したこれまでのアルバムに比べ、「暮れゆく夕べの空」などには吹っ切れたような外に向かう開放感も感じることが出来る。どの曲も聴き応えがありアルバム全体としての音楽的な完成度は非常に高く、エレカシ前期の集大成であることは間違いない。
アルバムタイトルにもなっている「東京の空」は、構成が素晴らしく最後まで惹き付ける。宮本の硬く締まった声とトランペットの相性もよく、硬派な曲に仕上げている。
もしも願いが叶うなら (幻冬舎ルチル文庫)
うーん、悪くないんだけど、あまりグッと引き込まれることもないというか…。
婚約者も中途半端なままだし…。
あと、成人した男が「これ以上離れたくない」という理由で海外にくっついていくのも、どうかな…と思いました。「攻に養われている」という感じがしてしまって。
包容力のある攻めなんだけど、心を鷲掴みにされるようなセリフは一つもなくて。
どこか一つでも「うわあああ!こう来たか!」と予想をよい方向に裏切る何かがあればよかったのにな、と思いました。
胸キュン90's ~ひとりで聴きたい恋の唄~
ちょっと最近見つけた1枚です。
avexさんとの共同開発と言うことで所属のartistの比重が多いのは仕方が無い事ですが、それでもこの時代を駆け抜けて行った私には懐かしくも思い出のある楽曲ばかりです。
聞く方によって好みによって良し悪しの評価が分かれそうな楽曲集ですが、それでも聞いてみる価値がある感じです。